2010年03月
- 2010/03/24 手作りタンブラー・イヤープレート
- 2010/03/16 鈴藤瑞樹@詩歌藩国さん依頼SS
- 2010/03/10 空の結婚式
- 2010/03/09 挙式準備
- 2010/03/09 家族のクリスマスケーキ(多岐川佑華版)、手作り義理チョコ(FEG版)
- 2010/03/06 芹沢琴@FEGさん依頼SS
鈴藤瑞樹@詩歌藩国さん依頼SS
3年目のクリスマス
12月にしてはやや暖かい宰相府藩国。
あちこちで楽しく陽気なメロディーが流れる宰相府藩国のイルミネーションの下を不機嫌に歩く小さな姿があった。
カレン・オレンジピール。
元々はNWに歴史保安警察の外交使節として訪れていたはずなのだが、いつの間にやらNWに住む事となっていた。
まあ、住む事になったのはどちらでも構わないのだが。
この時期。何故か男女が一緒に寄り添う姿がやたらと目に付く。
カレンは普段は目を瞑っているのだが、時々は目を開けないと転んでしまうので、目を細めて開けると、目の端でいちゃいちゃ。開けると、目の端でいちゃいちゃ。
カレンはいらいら、と何故か自分のこめかみの血管が浮き上がるのを感じていた。
何故そんなに不機嫌になるのかは分からない。
強いて言うならば、ハリセンを振るいたい。
ハリセンでどつき回したい。
しかし、今はミソッカスもミソッカス2号もここにはいないのだ。
何故自分がハリセンを振るいたい時にいないのか。
カレンは自身の浮き上がった血管を指で弾いた。
ふと、何やら急に寒くなったような気がして、空に意識を集中させた。
空が震えている。鼓膜がぶるぶると震えているのは、は帝國最強を誇る無人戦闘機が風を切って走って行くせいだと気が付いた。
カレンは薄目を開けて空を見上げたら、何かが射出されるのが見えた。
それは、カレンに狙い打ちしたかのように、ストン。と何かをよこした。
目を開けて見てみると「カレン・オレンジピール様へ」と言うカードが付いている。
「何でしょうか?」
簡素な包みをガサガサ開いたら、そこにあったのは毛糸の束だった。
毛糸が絡まって布になっている。
カレンは首を捻った。
一体これは何に使うんだろうか。
カレンが首を傾げていると、カードの後ろにメッセージが書いてある事に気が付いた。
カレンはカードをめくってメッセージを読み始めた。
『メリークリスマス。お元気ですか?
せっかくのクリスマスですので、プレゼントを用意してみました。
マフラーです。鈴藤が頑張ってつくったですよ。
きっと似合うと思うので、身に着けてもらえると嬉しいです。
ちなみにマフラーというのは首に巻いて保温したり、おしゃれしたりするためのものです。もちろん博識なカレンさんはご存知だと思われますが、念のため。
えっと、それとー……大好きですっ』
カレンはピキッと血管がさらに浮き出るのを感じた。
こんな文字の羅列で誤魔化して! 誤魔化して!
もし昔のカレンだったら癇癪を起こしてビリビリと破り捨てていたかもしれないが、さすがにカレンも少しだけ、本当に少しだけ成長しているので、何とか堪えた。
……と、そこで無人戦闘機が何かもう1つ射出していったのに気が付いた。
ひらひらと、紙1枚。
カレンはたし、とその1枚を受け取った。
目を開き、その紙を読んだ。
………。
……………。
…………………。
……………………グシャリ。
紙に皺が寄った。
「……ふふふ、ふふふふふ、ふふふふふふふふふふ」
周りを歩くカップルが怪訝な顔で見ているのを全く無視して、カレンは笑っていた。
そう。満面の笑みで。
カレンの手が光り始めた。
<転送用意。セクストン。転送>
手には、ハリセン型ブラスターが収まった。
そのままカレンは走り始めた。
このミソッカス。このミソッカス。このミソッカス。このミソッカス。
カレンの勢いは、走る事で砂煙のような雪煙のような煙を上げ、その煙を見てカップル達は一斉に彼女に道を開けた。
カレンは、道を真っ直ぐに走っていった。
/*/
「はあ……」
詩歌藩国。
鈴藤瑞樹は溜め息をついた。
今日はすこぶるいい天気。冬にしては温かく、溜め息をついても息が白くならない事がそれを表わしていた。
本当なら、今日で3年目のクリスマスである。
カレンと出会ったのは、倍率何倍にも膨れ上がったクリスマスイベントで偶然当選し、クリスマス前にあったある騒動で動いていたカレンがどんな人か知らないから会ってみようと言う、本当に偶然が偶然を呼んだものだった。
「でも、偶然でもそれが重なれば、偶然じゃないよなあ……」
詩歌藩国に滞在する吟遊詩人のような事を思わず呟いてみる。
その3年目のクリスマスだが、カレンはまだ入院していた。
現在は彼女は宰相府藩国にいるはずだ。
この前に会いに行き、彼女の元気な姿を確認してきた。それ以降は時間を作っては会いに行っているが。
「クリスマス、プレゼントは贈ったけど、届いたかなあ……」
贈ったのはマフラーだった。
水着でマフラーである。水着でマフラーである。大事な事は2回言いました。
彼女のその出で立ちをしているのを想像するだけで……。
……あれ?
カレンさんが好き過ぎるあまりに幻覚を見ているのだろうか?
気のせいか、今いるはずのないカレンさんが、水着にマフラーを付けて、ハリセンを持ってこっちに煙を出して走ってきているような気がするが……?
「このミソッカスゥゥゥ~!!!!」
「ヘブゥゥゥ!!??」
スッパ――――――ンッッッ!!!
ハリセンが鈴藤の頭にカッチリと入り、鈴藤を一気に地面に叩き付けた。
鈴藤は、冷たい詩歌の地面に倒れ伏せた。
って。
「幻覚じゃない!?」
思わずガバリと起き上がる鈴藤。
その様子をカレンはハリセンをタシタシと手で叩きながら見下ろしている。
「何を言っているですか。私がいるのが幻覚だと思いたいほど嫌ですか」
「そんな訳ないじゃないですか! カレンさんー!!」
「とうっ!」
「ヘブシッ!」
カレンとの感動の再会に両手を広げる鈴藤に、容赦なくハリセンを浴びせるカレン。
しかし気のせいか鈴藤は幸せそうである。
「何ですか! 会いに来ないと思ったらこんなもの送り付けて来て!!」
カレンはとうっと鈴藤がプレゼントと一緒に贈ったメッセージカードを見せ付ける。
「ええっ……駄目でしたか?」」
「駄目に決まっているじゃないですか!! こんな活字では私は誤魔化せませんよ!?」
「はい……すみません」
鈴藤が肩を落としてしょぼくれるのをカレンは溜め息をついて続けた。
「プレゼントなら直接、手渡しで持って来て下さい。それなら嬉しくない事もないです」
「本当ですか!?」
「しつこいのは却下です」
「えっと……マフラー、付けてくれていますよね。はは。俺が巻き直していいですか?」
「……いいですよ」
「はい、ではー」
鈴藤はそのまま起き上がって、カレンのマフラーをいそいそと外し、再度巻き直した。
くるくると。
「……今日で、3年目なんですよ」
「何がですか?」
「俺とカレンさんが出会ってからです」
「まだそれだけしか経っていなかったんですか」
「えー、俺にとってはものすごく長い時間ですよ!」
「そんなに長いと思うなら、私に会いに来たらいいです」
「えっ?」
「「時間ぜんぜん足りない」って言ってたじゃないですか」
「……ええっと」
鈴藤がマフラーの先を持って途方に暮れている間に、カレンはズイッと皺くちゃになった紙を鈴藤の顔に押し付けてきた。
「おぶっ! ………ええっと、これは……」
「知りません。戦闘機が射出していきました」
「……ははは、やっぱり全部読みましたか?」
「読みましたよ。失礼です。まるで私が変態みたいじゃないですか」
「あわわわわ、すみません、すみません、ごめんなさい」
「……本当はこれ読んですぐハリセンで殴ってやろうと思いましたが、許します」
「……えっ?」
「その代わり、もっと会いに来なさい」
「はっ、はい! 頑張ります! カレンさん!!」
そのまま鈴藤はカレンに抱き付いた。
カレンはもう1度鈴藤を殴ってやろうか、とも思ったが。今はその言葉に満足して黙っている事にした。
カレンは持っていた皺くちゃの紙をそのままポケットに突っ込んだ。
内容は「のろけ大会男性部門優秀賞」と書いてあるが、それ以上突っ込むのは野暮と言うものだろう。
Merry Christmas
&
Happy New Year !!
<了>
12月にしてはやや暖かい宰相府藩国。
あちこちで楽しく陽気なメロディーが流れる宰相府藩国のイルミネーションの下を不機嫌に歩く小さな姿があった。
カレン・オレンジピール。
元々はNWに歴史保安警察の外交使節として訪れていたはずなのだが、いつの間にやらNWに住む事となっていた。
まあ、住む事になったのはどちらでも構わないのだが。
この時期。何故か男女が一緒に寄り添う姿がやたらと目に付く。
カレンは普段は目を瞑っているのだが、時々は目を開けないと転んでしまうので、目を細めて開けると、目の端でいちゃいちゃ。開けると、目の端でいちゃいちゃ。
カレンはいらいら、と何故か自分のこめかみの血管が浮き上がるのを感じていた。
何故そんなに不機嫌になるのかは分からない。
強いて言うならば、ハリセンを振るいたい。
ハリセンでどつき回したい。
しかし、今はミソッカスもミソッカス2号もここにはいないのだ。
何故自分がハリセンを振るいたい時にいないのか。
カレンは自身の浮き上がった血管を指で弾いた。
ふと、何やら急に寒くなったような気がして、空に意識を集中させた。
空が震えている。鼓膜がぶるぶると震えているのは、は帝國最強を誇る無人戦闘機が風を切って走って行くせいだと気が付いた。
カレンは薄目を開けて空を見上げたら、何かが射出されるのが見えた。
それは、カレンに狙い打ちしたかのように、ストン。と何かをよこした。
目を開けて見てみると「カレン・オレンジピール様へ」と言うカードが付いている。
「何でしょうか?」
簡素な包みをガサガサ開いたら、そこにあったのは毛糸の束だった。
毛糸が絡まって布になっている。
カレンは首を捻った。
一体これは何に使うんだろうか。
カレンが首を傾げていると、カードの後ろにメッセージが書いてある事に気が付いた。
カレンはカードをめくってメッセージを読み始めた。
『メリークリスマス。お元気ですか?
せっかくのクリスマスですので、プレゼントを用意してみました。
マフラーです。鈴藤が頑張ってつくったですよ。
きっと似合うと思うので、身に着けてもらえると嬉しいです。
ちなみにマフラーというのは首に巻いて保温したり、おしゃれしたりするためのものです。もちろん博識なカレンさんはご存知だと思われますが、念のため。
えっと、それとー……大好きですっ』
カレンはピキッと血管がさらに浮き出るのを感じた。
こんな文字の羅列で誤魔化して! 誤魔化して!
もし昔のカレンだったら癇癪を起こしてビリビリと破り捨てていたかもしれないが、さすがにカレンも少しだけ、本当に少しだけ成長しているので、何とか堪えた。
……と、そこで無人戦闘機が何かもう1つ射出していったのに気が付いた。
ひらひらと、紙1枚。
カレンはたし、とその1枚を受け取った。
目を開き、その紙を読んだ。
………。
……………。
…………………。
……………………グシャリ。
紙に皺が寄った。
「……ふふふ、ふふふふふ、ふふふふふふふふふふ」
周りを歩くカップルが怪訝な顔で見ているのを全く無視して、カレンは笑っていた。
そう。満面の笑みで。
カレンの手が光り始めた。
<転送用意。セクストン。転送>
手には、ハリセン型ブラスターが収まった。
そのままカレンは走り始めた。
このミソッカス。このミソッカス。このミソッカス。このミソッカス。
カレンの勢いは、走る事で砂煙のような雪煙のような煙を上げ、その煙を見てカップル達は一斉に彼女に道を開けた。
カレンは、道を真っ直ぐに走っていった。
/*/
「はあ……」
詩歌藩国。
鈴藤瑞樹は溜め息をついた。
今日はすこぶるいい天気。冬にしては温かく、溜め息をついても息が白くならない事がそれを表わしていた。
本当なら、今日で3年目のクリスマスである。
カレンと出会ったのは、倍率何倍にも膨れ上がったクリスマスイベントで偶然当選し、クリスマス前にあったある騒動で動いていたカレンがどんな人か知らないから会ってみようと言う、本当に偶然が偶然を呼んだものだった。
「でも、偶然でもそれが重なれば、偶然じゃないよなあ……」
詩歌藩国に滞在する吟遊詩人のような事を思わず呟いてみる。
その3年目のクリスマスだが、カレンはまだ入院していた。
現在は彼女は宰相府藩国にいるはずだ。
この前に会いに行き、彼女の元気な姿を確認してきた。それ以降は時間を作っては会いに行っているが。
「クリスマス、プレゼントは贈ったけど、届いたかなあ……」
贈ったのはマフラーだった。
水着でマフラーである。水着でマフラーである。大事な事は2回言いました。
彼女のその出で立ちをしているのを想像するだけで……。
……あれ?
カレンさんが好き過ぎるあまりに幻覚を見ているのだろうか?
気のせいか、今いるはずのないカレンさんが、水着にマフラーを付けて、ハリセンを持ってこっちに煙を出して走ってきているような気がするが……?
「このミソッカスゥゥゥ~!!!!」
「ヘブゥゥゥ!!??」
スッパ――――――ンッッッ!!!
ハリセンが鈴藤の頭にカッチリと入り、鈴藤を一気に地面に叩き付けた。
鈴藤は、冷たい詩歌の地面に倒れ伏せた。
って。
「幻覚じゃない!?」
思わずガバリと起き上がる鈴藤。
その様子をカレンはハリセンをタシタシと手で叩きながら見下ろしている。
「何を言っているですか。私がいるのが幻覚だと思いたいほど嫌ですか」
「そんな訳ないじゃないですか! カレンさんー!!」
「とうっ!」
「ヘブシッ!」
カレンとの感動の再会に両手を広げる鈴藤に、容赦なくハリセンを浴びせるカレン。
しかし気のせいか鈴藤は幸せそうである。
「何ですか! 会いに来ないと思ったらこんなもの送り付けて来て!!」
カレンはとうっと鈴藤がプレゼントと一緒に贈ったメッセージカードを見せ付ける。
「ええっ……駄目でしたか?」」
「駄目に決まっているじゃないですか!! こんな活字では私は誤魔化せませんよ!?」
「はい……すみません」
鈴藤が肩を落としてしょぼくれるのをカレンは溜め息をついて続けた。
「プレゼントなら直接、手渡しで持って来て下さい。それなら嬉しくない事もないです」
「本当ですか!?」
「しつこいのは却下です」
「えっと……マフラー、付けてくれていますよね。はは。俺が巻き直していいですか?」
「……いいですよ」
「はい、ではー」
鈴藤はそのまま起き上がって、カレンのマフラーをいそいそと外し、再度巻き直した。
くるくると。
「……今日で、3年目なんですよ」
「何がですか?」
「俺とカレンさんが出会ってからです」
「まだそれだけしか経っていなかったんですか」
「えー、俺にとってはものすごく長い時間ですよ!」
「そんなに長いと思うなら、私に会いに来たらいいです」
「えっ?」
「「時間ぜんぜん足りない」って言ってたじゃないですか」
「……ええっと」
鈴藤がマフラーの先を持って途方に暮れている間に、カレンはズイッと皺くちゃになった紙を鈴藤の顔に押し付けてきた。
「おぶっ! ………ええっと、これは……」
「知りません。戦闘機が射出していきました」
「……ははは、やっぱり全部読みましたか?」
「読みましたよ。失礼です。まるで私が変態みたいじゃないですか」
「あわわわわ、すみません、すみません、ごめんなさい」
「……本当はこれ読んですぐハリセンで殴ってやろうと思いましたが、許します」
「……えっ?」
「その代わり、もっと会いに来なさい」
「はっ、はい! 頑張ります! カレンさん!!」
そのまま鈴藤はカレンに抱き付いた。
カレンはもう1度鈴藤を殴ってやろうか、とも思ったが。今はその言葉に満足して黙っている事にした。
カレンは持っていた皺くちゃの紙をそのままポケットに突っ込んだ。
内容は「のろけ大会男性部門優秀賞」と書いてあるが、それ以上突っ込むのは野暮と言うものだろう。
Merry Christmas
&
Happy New Year !!
<了>
空の結婚式
多岐川佑華: こんばんはー 22時からの生活ゲームに来ましたー
芝村裕吏: 記事どうぞ
多岐川佑華 さんの発言:
【予約者の名前】03-00058-01:多岐川佑華:FEG
【実施予定日時】2010年 3月10日22:00~23:00
【ゲーム実施時間】20マイル×1時間
【予約の有無】予約 有り(10マイル)
【召喚ACE】
・カトー・多岐川:個人ACE:0マイル
・広島明乃:藩国非滞在ACE:10マイル
・是空とおる:藩国滞在ACE:0マイル
・多岐川家のご近所さん:FEG設定国民:10マイル
【参加プレイヤーの食糧消費】3マイル×2人
【合計消費マイル】計13マイル
【参加者:負担するマイル】
・03-00058-01:多岐川佑華:-10マイル:入学済
・03-00059-01:芹沢琴:-3マイル:入学済
#多岐川の誕生日枠を使用し、ゲーム代、予約費、及び1人分の食費とACE1名の召喚費を無料と致します。適用ACEは広島明乃を指定いたします。
#なお多岐川家のご近所さん(FEG滞在の設定国民です)の人数は不特定ですが、10マイルで集められると言う回答をいただいております。
以上よろしくお願いします。
こちらになります
芝村裕吏: ああい。数分待て
多岐川佑華: えっと、質問とかl:とかr:とかって出して大丈夫でしょうか?
芝村裕吏: いいよ
多岐川佑華: ありがとうございます
多岐川佑華:
Q1:一応上記のように申請記事書きましたけど、この書き方で問題ないでしょうか? カトーが言っていた勝手に来ると言う方々の名前は聞いておりませんので書けなかったのですが。
Q2:結局カトーの言っている勝手に来る方々ってどういう知り合いなんでしょうか……? ヒントだけでも……。
Q3:今回私のマイル不足により指輪の派生を取得申請を出しておりません。せめて記念に派生を取る予定なのですが、今回式をする場合、今回の式のL化なのでしょうか? 指輪の派生で取れるんでしょうか?
芝村裕吏:
A1:大丈夫だろう
A2:分からない
A3:分からないねえ
多岐川佑華 さんの発言:
l:多岐川佑華の今日の服装=ウェディングドレス
l:カトー・多岐川の今日の服装=タキシード(白)
今日の服装:


r:結婚式参加者の皆さんに式の前に招待状を送ります。カトーの言っていた人達はカトーに任せ、申請記事の方々はPLACEの記憶任せで送ります。文字読めない人には配達してくれる人に読んでもらいます。
招待状:
謹啓
このたび結婚式を挙げる事となりました
つきましてはささやかながら祭を致しますので
よろしければ足をお運び下さいましたら幸いです
謹白
新郎 カトー・多岐川
新婦 多岐川佑華
r:PLACE着用して最近のPLACEの記憶を探ります。
芝村裕吏: 最近は挙動不審だ
芝村裕吏: 皆に良く笑われる
多岐川佑華: ありがとうございます……ああ、最近の私ですね
芹沢琴: #何やってるんですか佑華さん……
多岐川佑華: #君は知っているじゃないか、私の普段の言動を>芹沢 #1
/*/
芝村裕吏: なんちゃってな式の割りに、人が結構来ている。#2
多岐川佑華: すみませんすみません、貧乏ですみませんすみません……(ペコペコペコ
芹沢琴: 「わー、盛況ですねー」明乃ちゃん探して合流します
芝村裕吏: 近所の人ががやがやとかざりつけしてるよ
場所は是空がただで用意してくれた公園だ
多岐川佑華: Q:どこの公園でしょうか?
芝村裕吏: A:近所の普段はサッカーなどに使われる公園だよ
珍しそうに見られている
多岐川佑華: とりあえず目が会ったらお辞儀してます
「ショウ君?」キョロキョロ
芹沢琴: 明乃ちゃん探します「明乃ちゃーん、どこですかー」
芝村裕吏: いるよ。今、職人さんに直して貰ってる
いないねえ>明乃
多岐川佑華: Q:職人さんに何を直してもらってるんでしょうか?
芝村裕吏: A:服。だれかのおさがりなので
多岐川佑華: うはははは……#3
芹沢琴: 「あれ?」涙目で周りぐるりと移動します#4
#うう、和やかにお祝いしたかったのに……
おばちゃん:「ほら。席についてー!」
芝村裕吏: みんなががやがや席に着いた
芹沢琴: 一旦周りに合わせます
多岐川佑華: 「えーっと、私もですか?」>ご近所のおばさんに
おばちゃん:「あんた主賓じゃないか。前に」
「はい。坊さんがんばっておくれよ」
多岐川佑華: 「はーい」おばさんに頭下げた後とことこと前に行きます
芹沢琴: 「佑華さん小カトーさん頑張ってー」涙目で小さく声援送ります
坊主:「やれやれ」
芝村裕吏: 坊主は美形だ
偉い美形だ。びっくりするぐらい美形だ。
芹沢琴: 「あらまあ、綺麗な方ですねー」明乃ちゃん目で探します
多岐川佑華: 「ありがとうございますー」
Q:お坊さんは見た事ある人ですかねえ?
芝村裕吏:A;ないかも
坊主:「……結婚というものは」
「簡単じゃない。幸せとも限らない。うまくいくかも、わからない」
「結婚は一緒にいることだけを保障するものだ……」
多岐川佑華: r:背中ピンとしてお坊さんの話を聞いています
坊主:「でも、それでもいいという人が、結婚する。結婚とは、そういうもんだよ」
芝村裕吏: 野次が方々からわいた。もっと景気よくしろとか、祝福せんかいとか
おばちゃん:「しずかにおし!」
多岐川佑華: ご近所さんににこにことした顔で会釈をします
#おばちゃん、関西のおばちゃんみたいだなあ
芹沢琴: #仕事先にこんな人いそう
多岐川佑華: 「はい。私も伴侶とたくさん色々ありました。たくさん泣きました。でも、この人いないと泣く事もできないんですよ」
芝村裕吏: 坊主は微笑んだ。
坊主:「いいね。結婚する気はあると?」
多岐川佑華: 「はい!」
坊主:「そこの人は?」
カトー:「まあ、泣かれるのいやだし」
坊主:「自分の意思は?」
カトー:「……まあ、いいかなって」#5
多岐川佑華: 「泣かせているのは誰よー?」カトー見てます
芹沢琴: 「馬鹿ー!!」小さくブーイングします
カトー:「俺以外」(きっぱり)
多岐川佑華: 「えー」カトーをジト目で見ています#6
おばちゃん:「喧嘩してんじゃないよ!ちゅーだ、ちゅー!」
芝村裕吏:にわかにやんややんやとなってる
多岐川佑華: じーっとカトー見てます
芝村裕吏: 明乃、きた。
軍人が連れてきてる
多岐川佑華: #よかったー>明乃ちゃん
芹沢琴: 「明乃ちゃーん、こっちですよー」手招きして隣に座ってもらいます
「ありがとうございます」軍人さんにお礼いいます
明乃:「すみませーん」
芝村裕吏: クーリンガンは頭をさげた
カトーは貴方を見ている
多岐川佑華: 目を閉じています
Q:このクーリンガンってPLACEの会ったクーリンガンでしょうか?
芝村裕吏:A:ええ#7
芹沢琴: 「ありがとうございます、私の友人を連れて来て下さって」
芝村裕吏: カトーはえーといったあと、あきらめてキスした。
クーリンガンは静かに手を叩いた。拍手
皆が気付いて。おー。と言うのやめて
手を叩きだした
多岐川佑華: 「……何でいつもそんな顔でちゅうするのよー」むくれています
芹沢琴: 笑って拍手を送ります パチパチパチパチ
芝村裕吏: 皆で手を叩いてる
数は多いので凄い数だ
公園を包む拍手
関係ない人もひゅーひゅーいってる
多岐川佑華: Qどれだけ来てくださったんでしょうか?
芝村裕吏:A:400
多岐川佑華: 割と多いなあ(1000人よりは少ないけど#8
芹沢琴: Q:知ってる顔とかありますか?
芝村裕吏:A:近所の人はたいていいるなあ。
川原もいる
多岐川佑華: #わーい
芝村裕吏: かすみもおるね
芹沢琴: #オーレ君もいますかねー
芝村裕吏: いるねえ
マグロぬすんでる
芹沢琴: 「あー、オーレ君めーですよー」拍手しながら
多岐川佑華: #あー、伝統保護区だから、そこに住んでおられる方々は来てるんですね#9
芝村裕吏: ええ。
突如。巨大な音
多岐川佑華: 「うにゃ?」音の方向見ています
芹沢琴: 「はい?」明乃ちゃん庇いながら音の方角見ます
芝村裕吏: 航空機だ。
凄い速度で一機。パスファインド
あざやかにロールして上面みせながらとおっていった。
中のパイロットが敬礼してたぜ
皆がびっくりし終わる前に、続々飛行機がでてきた。
多岐川佑華: Q:見た事ある機体ですか?
芝村裕吏:A:帝國最強の無人機だな
多岐川佑華: 「ショウ君、蒼龍がお祝いに来てくれたみたい」#10
カトー:「俺もとびたかったなあ」
多岐川佑華: 「飛ぶの? 機体ここにあったっけ」
芝村裕吏: 100機以上が展示飛行を開始してる
航空ショーだ
芹沢琴: 「えっと、明乃ちゃん。実はですね。小カトーさんあれに乗る人なんですよ」戦闘機指差しながら#11
カトー:「予算不足で、地上から」#12
芝村裕吏: カトーは貴方の手をにぎった。
多岐川佑華: 握り返します
芝村裕吏: カトーは近づいた。
多岐川佑華: カトー見てます
カトー:「あの、俺、ちゃんといってなかったかも」
芝村裕吏:カトーは綺麗な顔で貴方を見た。
口を開いた。
でかいドラゴンが、頭上をとんだ
カトーは恥ずかしそうに。空を見た
カトー:「おいかけてくる」
芝村裕吏:カトーは嬉しそうに走っていった
多岐川佑華: 「一緒に行く」
ついて行きます
Q:訊くのは野暮ですかね? 何言ったのか分かりましたが
芝村裕吏: A:野暮だけど、きいてもいい
走る事になるよ
多岐川佑華: 走ります
l:多岐川は下にレギンスを履いている=側面:スカートまくれる事を気にする事なく走る事ができる
芝村裕吏さん: 走った。
芹沢琴: 「えー、私達おいてけぼりですかー?」走ってこうとする新郎新婦に向かって叫びます
おばちゃん:「青春だねえ」
おばちゃん:「よし、うちらは宴会だよ!」
芝村裕吏: わーと、皆が喜んだ
芹沢琴: 「あー、もう!! 2人ともお幸せにー!!」走ってく2人に向かって叫びます
明乃:「意外に親切なんですよ。この人」
クーリンガン:「気のせいです」
芹沢琴: 「じゃ、明乃ちゃん。何かいただきましょうか」笑いながら明乃ちゃんに声かけます
「クーリンガンさんも」満面のリリカルスマイルで
クーリンガン:「そうですね。真似だけでも」
芹沢琴: 「ええ。佑華さんのご近所の皆さんにも挨拶しないと」2人と一緒に宴会の席に移動します
多岐川佑華: 「ちゃんともう一度言ってー!!」#13
/*/
芝村裕吏:はい。おつかれさまでした
多岐川佑華: お疲れ様ですー
ようやく言ってもらえた……(バタリ
芹沢琴: お疲れ様ですー
芝村裕吏: はい
評価は+1+1でした
多岐川佑華: 今評価ってどれ位でしょうか? 私とカトー、芹沢と明乃ちゃん
芝村裕吏: カトーは7,7かな
明乃は3,3
多岐川佑華: 下がっておられる(バタリ
最後に質問とr:とアイテム譲渡申請大丈夫でしょうか?
芹沢琴: あら、前回3、3と思ってました……先はまだ長いです
芝村裕吏: ええ
多岐川佑華: ありがとうございます
Q:もう大分状況変わっていて恐縮なんですが、結婚祝いをねだってよろしいでしょうか? デートチケットは枠取る事前提なんでいらないんですが、せめて派生開けられる補助か何かをいただけないかと思いますが……(すみませんすみませんすみません)。
r:式後、カトーと一緒に国内を散歩して、国の子供達の様子を見に行き、気になる事があれば政庁城の方に報告を入れます。
r:芹沢所持のイヤープレートを多岐川に譲渡、多岐川所持のハニーキッチン利用チケット(配布版)を芹沢に譲渡します。
r:本日の来賓者の方々に手作りタンブラーを配布します(L化マイル貯めてたのに、もろもろの事情でマイル足りなくなり、L化できませんでした……)
手作りタンブラー:

芝村裕吏:A:ははは。じゃあ、特別に20マイルあげよう
はい
多岐川佑華: すみません、すみません、本当にありがとうございます(無限にペコペコペコペコ
芝村裕吏: はい。
ではー
芝村裕吏 さんが会話から退席しました。
芹沢琴: お疲れ様ですー
多岐川佑華: すみません、秘宝館枠はどうなりますか?
芝村裕吏: 1,1でどうぞ
多岐川佑華: すみません、ありがとうございましたー
#1:式前に無限に妄言を言い続け、芹沢「そんなに嫌なら別れてしまえ」多岐川「やだ、ショウ君と別れない」を繰り返していました。単に多岐川がものすごくネガティブな上に半年程カトーに会えなかったのが不安だっただけです。
#2:指輪所持でも派生の式を取らない事にはなんちゃってな式になるようです。貧乏が過ぎて派生が取れなかったのです。本当にごめんなさい……(しょぼん)。
#3:カトー可愛いゲージが高まるばかり。多岐川「お下がりとか可愛くねえ!? 可愛くねえ!?」芹沢「いや、それいいのか?」多岐川「背丈縮めてもらうとか可愛いよ」芹沢「身長高くしてもらうとか考えないのかね」多岐川「だが断る」芹沢「意味分からんよ」
#4:明乃ちゃんいなくて芹沢、早速式の事がどうでもよくなる。(明乃ちゃん探したかったけど主賓消えても困るだろうしなあと見ているだけでした)。
#5:何でもいいけど、この子と勲章取った時と言ってる事が全く同じだったので妙に懐かしかったです。
#6:ゲーム中で泣いているのの9割9分9厘はカトーのせいなのですがいかがなものでしょうか。
#7:1度敵性クーリンガンが多岐川の住む鳴山荘周辺を襲撃に来るから逃げた方がいいと言いに来てくれたクーリンガンがいました。そのクーリンガンもFEGの軍服着ていたのでもしやと思ったら当人だったようです。
#8:電話でカトーに結婚式に呼びたい人の事を訊いたらそれ位来るんじゃねえと言う話をしていました。
#9:正式名称:伝統外観保護区。たくさんあるFEGのビル群の中でも20世紀の外観保っている所はそう呼ばれているようです。
#10:カトーは蒼龍大好きです。一緒に飛びたがっています。
#11:明乃ちゃんはカトーが竜に乗っている軍人さんだと勘違いしています。誤解解けたんかなあ。
#12:夫婦揃って貧乏でした。
#13:カトーが何を言ったかは墓場まで持っていこうと思います。
#14:そして式から約4ヶ月後、無事開示されました。
L:空の結婚式 = {
t:名称 = 空の結婚式(イベント)
t:要点 = 空,飛ぶ機体,その下の結婚式
t:周辺環境 = FEG
t:評価 = なし
t:特殊 = {
*空の結婚式(イベント)のイベントカテゴリ = 個人イベントとして扱う。
*前回のイベントは結婚式になる。
*空の結婚式を行うことで、新郎新婦は航空機操縦時、全判定に+2の修正を得る。
}
t:→次のアイドレス = おめでた(イベント),夫の変化(イベント),姿を消す新郎(イベント),空を見て過ごす(イベント)
}
芝村裕吏: 記事どうぞ
多岐川佑華 さんの発言:
【予約者の名前】03-00058-01:多岐川佑華:FEG
【実施予定日時】2010年 3月10日22:00~23:00
【ゲーム実施時間】20マイル×1時間
【予約の有無】予約 有り(10マイル)
【召喚ACE】
・カトー・多岐川:個人ACE:0マイル
・広島明乃:藩国非滞在ACE:10マイル
・是空とおる:藩国滞在ACE:0マイル
・多岐川家のご近所さん:FEG設定国民:10マイル
【参加プレイヤーの食糧消費】3マイル×2人
【合計消費マイル】計13マイル
【参加者:負担するマイル】
・03-00058-01:多岐川佑華:-10マイル:入学済
・03-00059-01:芹沢琴:-3マイル:入学済
#多岐川の誕生日枠を使用し、ゲーム代、予約費、及び1人分の食費とACE1名の召喚費を無料と致します。適用ACEは広島明乃を指定いたします。
#なお多岐川家のご近所さん(FEG滞在の設定国民です)の人数は不特定ですが、10マイルで集められると言う回答をいただいております。
以上よろしくお願いします。
こちらになります
芝村裕吏: ああい。数分待て
多岐川佑華: えっと、質問とかl:とかr:とかって出して大丈夫でしょうか?
芝村裕吏: いいよ
多岐川佑華: ありがとうございます
多岐川佑華:
Q1:一応上記のように申請記事書きましたけど、この書き方で問題ないでしょうか? カトーが言っていた勝手に来ると言う方々の名前は聞いておりませんので書けなかったのですが。
Q2:結局カトーの言っている勝手に来る方々ってどういう知り合いなんでしょうか……? ヒントだけでも……。
Q3:今回私のマイル不足により指輪の派生を取得申請を出しておりません。せめて記念に派生を取る予定なのですが、今回式をする場合、今回の式のL化なのでしょうか? 指輪の派生で取れるんでしょうか?
芝村裕吏:
A1:大丈夫だろう
A2:分からない
A3:分からないねえ
多岐川佑華 さんの発言:
l:多岐川佑華の今日の服装=ウェディングドレス
l:カトー・多岐川の今日の服装=タキシード(白)
今日の服装:


r:結婚式参加者の皆さんに式の前に招待状を送ります。カトーの言っていた人達はカトーに任せ、申請記事の方々はPLACEの記憶任せで送ります。文字読めない人には配達してくれる人に読んでもらいます。
招待状:
謹啓
このたび結婚式を挙げる事となりました
つきましてはささやかながら祭を致しますので
よろしければ足をお運び下さいましたら幸いです
謹白
新郎 カトー・多岐川
新婦 多岐川佑華
r:PLACE着用して最近のPLACEの記憶を探ります。
芝村裕吏: 最近は挙動不審だ
芝村裕吏: 皆に良く笑われる
多岐川佑華: ありがとうございます……ああ、最近の私ですね
芹沢琴: #何やってるんですか佑華さん……
多岐川佑華: #君は知っているじゃないか、私の普段の言動を>芹沢 #1
/*/
芝村裕吏: なんちゃってな式の割りに、人が結構来ている。#2
多岐川佑華: すみませんすみません、貧乏ですみませんすみません……(ペコペコペコ
芹沢琴: 「わー、盛況ですねー」明乃ちゃん探して合流します
芝村裕吏: 近所の人ががやがやとかざりつけしてるよ
場所は是空がただで用意してくれた公園だ
多岐川佑華: Q:どこの公園でしょうか?
芝村裕吏: A:近所の普段はサッカーなどに使われる公園だよ
珍しそうに見られている
多岐川佑華: とりあえず目が会ったらお辞儀してます
「ショウ君?」キョロキョロ
芹沢琴: 明乃ちゃん探します「明乃ちゃーん、どこですかー」
芝村裕吏: いるよ。今、職人さんに直して貰ってる
いないねえ>明乃
多岐川佑華: Q:職人さんに何を直してもらってるんでしょうか?
芝村裕吏: A:服。だれかのおさがりなので
多岐川佑華: うはははは……#3
芹沢琴: 「あれ?」涙目で周りぐるりと移動します#4
#うう、和やかにお祝いしたかったのに……
おばちゃん:「ほら。席についてー!」
芝村裕吏: みんなががやがや席に着いた
芹沢琴: 一旦周りに合わせます
多岐川佑華: 「えーっと、私もですか?」>ご近所のおばさんに
おばちゃん:「あんた主賓じゃないか。前に」
「はい。坊さんがんばっておくれよ」
多岐川佑華: 「はーい」おばさんに頭下げた後とことこと前に行きます
芹沢琴: 「佑華さん小カトーさん頑張ってー」涙目で小さく声援送ります
坊主:「やれやれ」
芝村裕吏: 坊主は美形だ
偉い美形だ。びっくりするぐらい美形だ。
芹沢琴: 「あらまあ、綺麗な方ですねー」明乃ちゃん目で探します
多岐川佑華: 「ありがとうございますー」
Q:お坊さんは見た事ある人ですかねえ?
芝村裕吏:A;ないかも
坊主:「……結婚というものは」
「簡単じゃない。幸せとも限らない。うまくいくかも、わからない」
「結婚は一緒にいることだけを保障するものだ……」
多岐川佑華: r:背中ピンとしてお坊さんの話を聞いています
坊主:「でも、それでもいいという人が、結婚する。結婚とは、そういうもんだよ」
芝村裕吏: 野次が方々からわいた。もっと景気よくしろとか、祝福せんかいとか
おばちゃん:「しずかにおし!」
多岐川佑華: ご近所さんににこにことした顔で会釈をします
#おばちゃん、関西のおばちゃんみたいだなあ
芹沢琴: #仕事先にこんな人いそう
多岐川佑華: 「はい。私も伴侶とたくさん色々ありました。たくさん泣きました。でも、この人いないと泣く事もできないんですよ」
芝村裕吏: 坊主は微笑んだ。
坊主:「いいね。結婚する気はあると?」
多岐川佑華: 「はい!」
坊主:「そこの人は?」
カトー:「まあ、泣かれるのいやだし」
坊主:「自分の意思は?」
カトー:「……まあ、いいかなって」#5
多岐川佑華: 「泣かせているのは誰よー?」カトー見てます
芹沢琴: 「馬鹿ー!!」小さくブーイングします
カトー:「俺以外」(きっぱり)
多岐川佑華: 「えー」カトーをジト目で見ています#6
おばちゃん:「喧嘩してんじゃないよ!ちゅーだ、ちゅー!」
芝村裕吏:にわかにやんややんやとなってる
多岐川佑華: じーっとカトー見てます
芝村裕吏: 明乃、きた。
軍人が連れてきてる
多岐川佑華: #よかったー>明乃ちゃん
芹沢琴: 「明乃ちゃーん、こっちですよー」手招きして隣に座ってもらいます
「ありがとうございます」軍人さんにお礼いいます
明乃:「すみませーん」
芝村裕吏: クーリンガンは頭をさげた
カトーは貴方を見ている
多岐川佑華: 目を閉じています
Q:このクーリンガンってPLACEの会ったクーリンガンでしょうか?
芝村裕吏:A:ええ#7
芹沢琴: 「ありがとうございます、私の友人を連れて来て下さって」
芝村裕吏: カトーはえーといったあと、あきらめてキスした。
クーリンガンは静かに手を叩いた。拍手
皆が気付いて。おー。と言うのやめて
手を叩きだした
多岐川佑華: 「……何でいつもそんな顔でちゅうするのよー」むくれています
芹沢琴: 笑って拍手を送ります パチパチパチパチ
芝村裕吏: 皆で手を叩いてる
数は多いので凄い数だ
公園を包む拍手
関係ない人もひゅーひゅーいってる
多岐川佑華: Qどれだけ来てくださったんでしょうか?
芝村裕吏:A:400
多岐川佑華: 割と多いなあ(1000人よりは少ないけど#8
芹沢琴: Q:知ってる顔とかありますか?
芝村裕吏:A:近所の人はたいていいるなあ。
川原もいる
多岐川佑華: #わーい
芝村裕吏: かすみもおるね
芹沢琴: #オーレ君もいますかねー
芝村裕吏: いるねえ
マグロぬすんでる
芹沢琴: 「あー、オーレ君めーですよー」拍手しながら
多岐川佑華: #あー、伝統保護区だから、そこに住んでおられる方々は来てるんですね#9
芝村裕吏: ええ。
突如。巨大な音
多岐川佑華: 「うにゃ?」音の方向見ています
芹沢琴: 「はい?」明乃ちゃん庇いながら音の方角見ます
芝村裕吏: 航空機だ。
凄い速度で一機。パスファインド
あざやかにロールして上面みせながらとおっていった。
中のパイロットが敬礼してたぜ
皆がびっくりし終わる前に、続々飛行機がでてきた。
多岐川佑華: Q:見た事ある機体ですか?
芝村裕吏:A:帝國最強の無人機だな
多岐川佑華: 「ショウ君、蒼龍がお祝いに来てくれたみたい」#10
カトー:「俺もとびたかったなあ」
多岐川佑華: 「飛ぶの? 機体ここにあったっけ」
芝村裕吏: 100機以上が展示飛行を開始してる
航空ショーだ
芹沢琴: 「えっと、明乃ちゃん。実はですね。小カトーさんあれに乗る人なんですよ」戦闘機指差しながら#11
カトー:「予算不足で、地上から」#12
芝村裕吏: カトーは貴方の手をにぎった。
多岐川佑華: 握り返します
芝村裕吏: カトーは近づいた。
多岐川佑華: カトー見てます
カトー:「あの、俺、ちゃんといってなかったかも」
芝村裕吏:カトーは綺麗な顔で貴方を見た。
口を開いた。
でかいドラゴンが、頭上をとんだ
カトーは恥ずかしそうに。空を見た
カトー:「おいかけてくる」
芝村裕吏:カトーは嬉しそうに走っていった
多岐川佑華: 「一緒に行く」
ついて行きます
Q:訊くのは野暮ですかね? 何言ったのか分かりましたが
芝村裕吏: A:野暮だけど、きいてもいい
走る事になるよ
多岐川佑華: 走ります
l:多岐川は下にレギンスを履いている=側面:スカートまくれる事を気にする事なく走る事ができる
芝村裕吏さん: 走った。
芹沢琴: 「えー、私達おいてけぼりですかー?」走ってこうとする新郎新婦に向かって叫びます
おばちゃん:「青春だねえ」
おばちゃん:「よし、うちらは宴会だよ!」
芝村裕吏: わーと、皆が喜んだ
芹沢琴: 「あー、もう!! 2人ともお幸せにー!!」走ってく2人に向かって叫びます
明乃:「意外に親切なんですよ。この人」
クーリンガン:「気のせいです」
芹沢琴: 「じゃ、明乃ちゃん。何かいただきましょうか」笑いながら明乃ちゃんに声かけます
「クーリンガンさんも」満面のリリカルスマイルで
クーリンガン:「そうですね。真似だけでも」
芹沢琴: 「ええ。佑華さんのご近所の皆さんにも挨拶しないと」2人と一緒に宴会の席に移動します
多岐川佑華: 「ちゃんともう一度言ってー!!」#13
/*/
芝村裕吏:はい。おつかれさまでした
多岐川佑華: お疲れ様ですー
ようやく言ってもらえた……(バタリ
芹沢琴: お疲れ様ですー
芝村裕吏: はい
評価は+1+1でした
多岐川佑華: 今評価ってどれ位でしょうか? 私とカトー、芹沢と明乃ちゃん
芝村裕吏: カトーは7,7かな
明乃は3,3
多岐川佑華: 下がっておられる(バタリ
最後に質問とr:とアイテム譲渡申請大丈夫でしょうか?
芹沢琴: あら、前回3、3と思ってました……先はまだ長いです
芝村裕吏: ええ
多岐川佑華: ありがとうございます
Q:もう大分状況変わっていて恐縮なんですが、結婚祝いをねだってよろしいでしょうか? デートチケットは枠取る事前提なんでいらないんですが、せめて派生開けられる補助か何かをいただけないかと思いますが……(すみませんすみませんすみません)。
r:式後、カトーと一緒に国内を散歩して、国の子供達の様子を見に行き、気になる事があれば政庁城の方に報告を入れます。
r:芹沢所持のイヤープレートを多岐川に譲渡、多岐川所持のハニーキッチン利用チケット(配布版)を芹沢に譲渡します。
r:本日の来賓者の方々に手作りタンブラーを配布します(L化マイル貯めてたのに、もろもろの事情でマイル足りなくなり、L化できませんでした……)
手作りタンブラー:

芝村裕吏:A:ははは。じゃあ、特別に20マイルあげよう
はい
多岐川佑華: すみません、すみません、本当にありがとうございます(無限にペコペコペコペコ
芝村裕吏: はい。
ではー
芝村裕吏 さんが会話から退席しました。
芹沢琴: お疲れ様ですー
多岐川佑華: すみません、秘宝館枠はどうなりますか?
芝村裕吏: 1,1でどうぞ
多岐川佑華: すみません、ありがとうございましたー
#1:式前に無限に妄言を言い続け、芹沢「そんなに嫌なら別れてしまえ」多岐川「やだ、ショウ君と別れない」を繰り返していました。単に多岐川がものすごくネガティブな上に半年程カトーに会えなかったのが不安だっただけです。
#2:指輪所持でも派生の式を取らない事にはなんちゃってな式になるようです。貧乏が過ぎて派生が取れなかったのです。本当にごめんなさい……(しょぼん)。
#3:カトー可愛いゲージが高まるばかり。多岐川「お下がりとか可愛くねえ!? 可愛くねえ!?」芹沢「いや、それいいのか?」多岐川「背丈縮めてもらうとか可愛いよ」芹沢「身長高くしてもらうとか考えないのかね」多岐川「だが断る」芹沢「意味分からんよ」
#4:明乃ちゃんいなくて芹沢、早速式の事がどうでもよくなる。(明乃ちゃん探したかったけど主賓消えても困るだろうしなあと見ているだけでした)。
#5:何でもいいけど、この子と勲章取った時と言ってる事が全く同じだったので妙に懐かしかったです。
#6:ゲーム中で泣いているのの9割9分9厘はカトーのせいなのですがいかがなものでしょうか。
#7:1度敵性クーリンガンが多岐川の住む鳴山荘周辺を襲撃に来るから逃げた方がいいと言いに来てくれたクーリンガンがいました。そのクーリンガンもFEGの軍服着ていたのでもしやと思ったら当人だったようです。
#8:電話でカトーに結婚式に呼びたい人の事を訊いたらそれ位来るんじゃねえと言う話をしていました。
#9:正式名称:伝統外観保護区。たくさんあるFEGのビル群の中でも20世紀の外観保っている所はそう呼ばれているようです。
#10:カトーは蒼龍大好きです。一緒に飛びたがっています。
#11:明乃ちゃんはカトーが竜に乗っている軍人さんだと勘違いしています。誤解解けたんかなあ。
#12:夫婦揃って貧乏でした。
#13:カトーが何を言ったかは墓場まで持っていこうと思います。
#14:そして式から約4ヶ月後、無事開示されました。
L:空の結婚式 = {
t:名称 = 空の結婚式(イベント)
t:要点 = 空,飛ぶ機体,その下の結婚式
t:周辺環境 = FEG
t:評価 = なし
t:特殊 = {
*空の結婚式(イベント)のイベントカテゴリ = 個人イベントとして扱う。
*前回のイベントは結婚式になる。
*空の結婚式を行うことで、新郎新婦は航空機操縦時、全判定に+2の修正を得る。
}
t:→次のアイドレス = おめでた(イベント),夫の変化(イベント),姿を消す新郎(イベント),空を見て過ごす(イベント)
}
芹沢琴@FEGさん依頼SS
初鍋体験
FEG政庁城は調理室。
他国ならばここは台所番以外はあまり立つ所ではないのだが、この国の藩王は料理好きで知られる人物であり、そのせいかこの国の面々もたびたび顔を出しては何かを作っている事が多々ある。
「あの、藩王様。鍋おかりしていいですか?」
そう言い出したのは芹沢琴であった。
異国の友人との付き合い方で失敗を繰り返した結果、芹沢もいい加減学習していた。
「明乃ちゃんがお箸を使えないならスプーンやフォークを使えばいいのよ!」
と言う訳で。
鍋をつつこうと思い付いたのだったが。
さてはて。
/*/
広島明乃は不思議なものを見る目で見ていた。
芹沢の手にあるのは、陶器の器である。
確かに陶器は明乃も知っているが、芹沢の持っている陶器はやけに大きかったし、底が深かった。
今から「鍋」と言う料理を食べるらしいのだが、この陶器の器は何なのだろうか?
「これは何ですか?」
「これは土鍋と言うものなのですよ」
「土鍋……もしかしてこれは鍋なんですか?」
「はい、そうです」
「鍋……」
明乃は目を丸くして、土鍋を見た。
確かにこれ位の大きさのミルクパンは存在する。しかし、陶器でできた鍋は知らないし、こんな持ち手の小さな鍋も、見た事はなかった。
明乃がポカンとしている中、芹沢は苦笑した。
「えっとですね、明乃ちゃん」
「はいっ?」
「今日は、明乃ちゃんが初めての鍋ですから、食べやすいかなあと思いまして、トマト鍋にしようと思っているんですが、トマトは食べられますか?」
「トマトを鍋にするんですか?」
明乃の脳裏には、赤くて丸い、所謂トマトが浮かんでいた。
「トマトスープを鍋に注いで、それに色んな具材を煮込むのですよ」
「トマトスープから作るんですか?」
「ええっとですねえ……」
ガサガサと持ってきていた袋を漁ると、小さな袋が出てきた。
何を書いているのかは分からないが(芹沢の国の言葉を、明乃は残念ながら読む事ができないのである)トマトスープの絵が描いてある。しかし上手い絵だなあ。まるでトマトスープをそのまま映したような絵だ。
「これを使って煮込むのですよ」
「はあ……。これがスープなんですか?」
「はい、この中に入っているのです」
「この中、ですか?」
芹沢の国は変わったものが多いが、スープが袋に入っているほど変わっているのか。
明乃は袋をおそるおそる見た。袋からはスープの匂いもトマトの匂いもしない。本当にここにスープが……?
「あー、芹沢、明乃ちゃんに情報過多すぎるだろ」
是空藩王は割烹着姿で野菜を切っていた。
ネギや白菜、きのこ類をスプーンやフォークですくいやすいように切り分ける。何分明乃の住むレムーリアには箸文化が存在しないので、切り方は重要なのだった。
「ああっ、また私ったら。ごめんなさい明乃ちゃん」
「いえ。変わったものがあるんですねえ」
「はい。では藩王様が野菜を切って下さっている間にスープを沸かしましょう」
「はい」
芹沢はテーブルのガスコンロに土鍋を設置すると、袋を開けて中身を鍋の中に流した。
中身は、確かにトマトスープの匂いがした。
「うわあ……」
「楽したいって言う先人の努力の賜物ですねえ。昔は明乃ちゃんにはちょっと食べにくいお箸じゃないと食べられないものがほとんどだったのですが、今はスプーンで食べられる鍋用スープがたくさん売っています」
「便利なんですねえ」
「はい」
ガスコンロを回すと火がついた。青い火だ。
明乃は青い火をまじまじと見た。
芹沢はテーブルに取り分け用のボウルとフォークを並べながら笑った。
「ええっと……火をうーんと強くしたら青くなるそうです」
「赤い火より強いんですか?」
「はい、火力が強くないとこちらではなかなか料理ができないんですよ」
「なるほど……」
鍋のスープに出汁用に鶏肉のぶつ切りと白菜の固い部分を加えて蓋をする。
「何でもいいですけど、先程から佑華さんの姿が見つかりませんが?」
「えっと、先程「ショウ君とこに帰る」と言って走って行きましたが」
「あのヤロウ……」
芹沢は頭を抱えた。
芹沢と因縁浅からぬ仲の多岐川佑華は、婚約者のカトー・多岐川が好きなあまり、べったりと離れたがらないのは嫌と言うほど知ってはいるが、TPOは考えて欲しい。第一明乃ちゃんがいる前位自重するべきである。
芹沢は仕方なく、台所の窓を開けて中庭に向かって叫んだ。
「佑華さんー、もう小カトーさんと一緒でいいですから、鍋一緒に食べませんかー!!」
「ショウ君一緒でいいならいいよ」
「って、早っっ」
「伊達にショウ君とウィッグ外して追いかけっこしている訳じゃないよ」
「……まだ諦めてなかったんですか。ピンク髪慣れてもらうの」
「……えーっと。とりあえずこの鍋煮立ったら他のもの入れたらいいの?」
「うん、そうよー」
芹沢がじと目で振り返れば、佑華はカトーの腕にしがみつき、カトーはピンク髪の話題が出て、汗をダラダラ垂れ流している。流石に、「ピンク髪」の一言だけで汗を流すのはいかがだろうか。
芹沢達がしゃべっている間も、是空は野菜を洗っては切って洗っては切ってを繰り返していた。明乃はそれを驚いて見ていた。
ボールの中には大量の野菜。白菜、ネギ、キャベツ。肉の替わりにフォークで刺しやすいようにソーセージを用意してみた。
「じゃあ煮立ったから野菜入れていくよー」
「はいー。明乃ちゃん明乃ちゃん。葉っぱはスープ吸い込んだら食べていいですからね。ボールありますから、それにスープと一緒に取り分けて下さいな」
「はい。トマトスープを吸った位でいいんですね?」
「はい、そうです。はい、ボウルとフォークはこちらをお使い下さい。お玉でスープすくって下さいな」
「ありがとうございます」
芹沢にお玉をすすめられ、明乃はそれを受け取った。
スープはぐつぐつと煮え立ち、葉物はさっそくふにゃりとスープを吸って赤みを帯びた色に変わっていた。
明乃は恐る恐るスープと一緒に野菜をすくった。
それをボウルに入れて、スプーンに持ち替えた。
「………」
「どう、でしょうか?」
明乃がはむはむと食べるのを、芹沢は恐る恐る見ていた。
明乃は、にっこりと笑った。
「おいしいです!」
「ふわぁぁぁ……本当によかったです。野菜とかお肉を片したら、パスタも茹でますね」
「はい」
明乃が笑ってくれたのに、芹沢はへにゃりーと椅子からずれ落ちた。
異文化交流を一生懸命学習した、その成果が実った瞬間だった。
<了>
FEG政庁城は調理室。
他国ならばここは台所番以外はあまり立つ所ではないのだが、この国の藩王は料理好きで知られる人物であり、そのせいかこの国の面々もたびたび顔を出しては何かを作っている事が多々ある。
「あの、藩王様。鍋おかりしていいですか?」
そう言い出したのは芹沢琴であった。
異国の友人との付き合い方で失敗を繰り返した結果、芹沢もいい加減学習していた。
「明乃ちゃんがお箸を使えないならスプーンやフォークを使えばいいのよ!」
と言う訳で。
鍋をつつこうと思い付いたのだったが。
さてはて。
/*/
広島明乃は不思議なものを見る目で見ていた。
芹沢の手にあるのは、陶器の器である。
確かに陶器は明乃も知っているが、芹沢の持っている陶器はやけに大きかったし、底が深かった。
今から「鍋」と言う料理を食べるらしいのだが、この陶器の器は何なのだろうか?
「これは何ですか?」
「これは土鍋と言うものなのですよ」
「土鍋……もしかしてこれは鍋なんですか?」
「はい、そうです」
「鍋……」
明乃は目を丸くして、土鍋を見た。
確かにこれ位の大きさのミルクパンは存在する。しかし、陶器でできた鍋は知らないし、こんな持ち手の小さな鍋も、見た事はなかった。
明乃がポカンとしている中、芹沢は苦笑した。
「えっとですね、明乃ちゃん」
「はいっ?」
「今日は、明乃ちゃんが初めての鍋ですから、食べやすいかなあと思いまして、トマト鍋にしようと思っているんですが、トマトは食べられますか?」
「トマトを鍋にするんですか?」
明乃の脳裏には、赤くて丸い、所謂トマトが浮かんでいた。
「トマトスープを鍋に注いで、それに色んな具材を煮込むのですよ」
「トマトスープから作るんですか?」
「ええっとですねえ……」
ガサガサと持ってきていた袋を漁ると、小さな袋が出てきた。
何を書いているのかは分からないが(芹沢の国の言葉を、明乃は残念ながら読む事ができないのである)トマトスープの絵が描いてある。しかし上手い絵だなあ。まるでトマトスープをそのまま映したような絵だ。
「これを使って煮込むのですよ」
「はあ……。これがスープなんですか?」
「はい、この中に入っているのです」
「この中、ですか?」
芹沢の国は変わったものが多いが、スープが袋に入っているほど変わっているのか。
明乃は袋をおそるおそる見た。袋からはスープの匂いもトマトの匂いもしない。本当にここにスープが……?
「あー、芹沢、明乃ちゃんに情報過多すぎるだろ」
是空藩王は割烹着姿で野菜を切っていた。
ネギや白菜、きのこ類をスプーンやフォークですくいやすいように切り分ける。何分明乃の住むレムーリアには箸文化が存在しないので、切り方は重要なのだった。
「ああっ、また私ったら。ごめんなさい明乃ちゃん」
「いえ。変わったものがあるんですねえ」
「はい。では藩王様が野菜を切って下さっている間にスープを沸かしましょう」
「はい」
芹沢はテーブルのガスコンロに土鍋を設置すると、袋を開けて中身を鍋の中に流した。
中身は、確かにトマトスープの匂いがした。
「うわあ……」
「楽したいって言う先人の努力の賜物ですねえ。昔は明乃ちゃんにはちょっと食べにくいお箸じゃないと食べられないものがほとんどだったのですが、今はスプーンで食べられる鍋用スープがたくさん売っています」
「便利なんですねえ」
「はい」
ガスコンロを回すと火がついた。青い火だ。
明乃は青い火をまじまじと見た。
芹沢はテーブルに取り分け用のボウルとフォークを並べながら笑った。
「ええっと……火をうーんと強くしたら青くなるそうです」
「赤い火より強いんですか?」
「はい、火力が強くないとこちらではなかなか料理ができないんですよ」
「なるほど……」
鍋のスープに出汁用に鶏肉のぶつ切りと白菜の固い部分を加えて蓋をする。
「何でもいいですけど、先程から佑華さんの姿が見つかりませんが?」
「えっと、先程「ショウ君とこに帰る」と言って走って行きましたが」
「あのヤロウ……」
芹沢は頭を抱えた。
芹沢と因縁浅からぬ仲の多岐川佑華は、婚約者のカトー・多岐川が好きなあまり、べったりと離れたがらないのは嫌と言うほど知ってはいるが、TPOは考えて欲しい。第一明乃ちゃんがいる前位自重するべきである。
芹沢は仕方なく、台所の窓を開けて中庭に向かって叫んだ。
「佑華さんー、もう小カトーさんと一緒でいいですから、鍋一緒に食べませんかー!!」
「ショウ君一緒でいいならいいよ」
「って、早っっ」
「伊達にショウ君とウィッグ外して追いかけっこしている訳じゃないよ」
「……まだ諦めてなかったんですか。ピンク髪慣れてもらうの」
「……えーっと。とりあえずこの鍋煮立ったら他のもの入れたらいいの?」
「うん、そうよー」
芹沢がじと目で振り返れば、佑華はカトーの腕にしがみつき、カトーはピンク髪の話題が出て、汗をダラダラ垂れ流している。流石に、「ピンク髪」の一言だけで汗を流すのはいかがだろうか。
芹沢達がしゃべっている間も、是空は野菜を洗っては切って洗っては切ってを繰り返していた。明乃はそれを驚いて見ていた。
ボールの中には大量の野菜。白菜、ネギ、キャベツ。肉の替わりにフォークで刺しやすいようにソーセージを用意してみた。
「じゃあ煮立ったから野菜入れていくよー」
「はいー。明乃ちゃん明乃ちゃん。葉っぱはスープ吸い込んだら食べていいですからね。ボールありますから、それにスープと一緒に取り分けて下さいな」
「はい。トマトスープを吸った位でいいんですね?」
「はい、そうです。はい、ボウルとフォークはこちらをお使い下さい。お玉でスープすくって下さいな」
「ありがとうございます」
芹沢にお玉をすすめられ、明乃はそれを受け取った。
スープはぐつぐつと煮え立ち、葉物はさっそくふにゃりとスープを吸って赤みを帯びた色に変わっていた。
明乃は恐る恐るスープと一緒に野菜をすくった。
それをボウルに入れて、スプーンに持ち替えた。
「………」
「どう、でしょうか?」
明乃がはむはむと食べるのを、芹沢は恐る恐る見ていた。
明乃は、にっこりと笑った。
「おいしいです!」
「ふわぁぁぁ……本当によかったです。野菜とかお肉を片したら、パスタも茹でますね」
「はい」
明乃が笑ってくれたのに、芹沢はへにゃりーと椅子からずれ落ちた。
異文化交流を一生懸命学習した、その成果が実った瞬間だった。
<了>