2007年10月
- 2007/10/27 高神喜一郎さん依頼SS
- 2007/10/21 つきやままつりさん依頼SS
- 2007/10/14 FEG大惨劇ログと時間犯罪の大元にGOと言う話
- 2007/10/12 小笠原に関する気になる点を挙げてみよう
- 2007/10/11 小カトーと弁当食べるログ
- 2007/10/09 お弁当作りSS(らしきもの)
- 2007/10/09 文族、念願の小笠原旅行に出かける
- 2007/10/08 世界忍者国バーベキュー風景SS
- 2007/10/05 文族、アキリーズの無事を確認する
高神喜一郎さん依頼SS
紅葉藩国依頼SS
高神喜一郎は、一生に一度の一発芸をしようと、この日に賭けていた。
お見合いで知り合い、その時からずっと追いかけてきた相手の為に。
国は「協力しよう」と資金まで提供してくれた。
この芸、失敗する訳にはいかない。
絶対成功させなくては。
紅葉藩国が「祭りだ~」と大騒ぎする中、彼の周りだけ空気が違った。
これは、恋を賭けたゲームなのだから。
/*/
「バロ」
祭りで騒ぐ人の群れから抜け出し、高神はバロの手を引いて人気のない場所に立っていた。
「わざわざ一緒に来ていただいたのは、貴方に見ていただきたいものがあったからです。貴方は、…勿論俺も、男色ではないので、ならばいっそ、女になろうかと」
懐からは、ピドポーション。性転換するアイテムである。
バロは、高神と懐のそれを見た後、爆笑した。
高神は少しだけムッとする。
「何で笑うんですかー!!」
「面白い」
バロは、本気で笑いが止まらないようである。
高神はますますムッとし、ピドポーションの蓋を開けた。
「いいですよもう、飲みますからね! ……止めるなら今のうちですよ!」
そのまま腰に手を当てラッパ飲みをした。
しかし………。
「? 失敗、ですか?」
高神は高神のまま、男のままだった。
しょげる高神の頭を、バロはポンと叩いた。
「いや、面白かった。礼を言おう」
高神の暗い顔とは反対に、バロは明るい。
やや落ち込んだが、すぐに気を取り直した。
「……悔しいので、お礼の分一緒に遊んでもらいます。責任は取ってください」
/*/
祭りの輪に戻っていったら、辺りは屋台が乱立していた。
色んな所から、お腹のすくようないい匂いが漂っている。
「バロは、甘いものは、お好きですか?」
「う、ん? ま、まあまあだな」
釈然としないバロに、またも高神はむくれた。
「では止めておきますか?」
「なんなりと」
むう。
高神、むくれるどころか脹れだした。
「……ではキスしてくださいといえば、するんですか、バロは」
「食べ物の話だと思ったが」
「食べ物ですが。俺はバロの好みが知りたいんです!」
本気で癇癪を起こそうとした矢先。
奥の方で何やら騒がしい。
「ん、何かあったみたいですね、行きますか? ……何が食べたいかは、後で絶対聞き出しますから!」
「女みたいなことを、もう少し力強くいけ。他人がどうした」
「俺はバロに合わせたいんじゃなくて、バロのわがままが聞きたいんです」
脹れながら言うと。
バロは何を思ったか頭を撫でてきた。
高神、癇癪起こそうかなと少しだけ考えた後、こちらもバロの頭を撫で返した。
「背を伸ばさんと、いかんな」
……高神が爪先立ちになり、やっとの事でバロの頭に手が届くのである。
「鍛えてください」
「ほう?」
バロは「面白い」と言う顔をした後、高神をくすぐり出した。
高神は、唇を噛んで笑うのを我慢していたが、こちらもくすぐり返し出した。
互いが互いをくすぐり合っている。
傍ではそれを「バカップル」と言うのだが、二人は本気である。気付いてはいないのだろう。
/*/
こう二人で歩いていたら、店があった。
「ヨシフキンの店」と、そう書いてある。
「あー!!」
「ヨシフキンの店」と書いてある屋台からまゆみが顔を出した。
バロを見つけた。
そのまま抱きつこうとしてきたが、バロは避けた。
プチン
さっきまで溜まっていた何かが切れた。
高神はまゆみに対抗してバロに抱きついた。
「ん?」
バロの様子がおかしい。
「胸が当たってるぞ」
「胸、ですか?」
ようやく効果があったらしい。
気がつけば高神の髪は伸びていた。
高神が女性になったのを見計らった神室想真が浴衣を用意してくれたので、高神はいそいそと物陰に隠れて着替えて出てきた。
艶やかな浴衣姿である。
「ええっと……女になったわけですが」
高神は顔を赤らめて言う。
バロは一旦口を閉じた後、ようやく口を開いた。
「いつ戻るんだ? それまで散歩してくる」
「ちょ、待ってください! 一緒に歩いてくれる約束でしょう?! 一生に一度の芸を、お見せしますと言ったじゃないですか」
「まあ待て」
バロはヨシフキンの屋台に顔を出した。
並んでいる品の中には、ピドポーションがある。
「俺も賭けよう。いいな。すぐなにもかも清算してやる」
「!! 清算より、責任とって欲しいんですが! 俺は!」
高神は、伸びた髪を膨らませて屋台に顔を出した。
/*/
ヨシフキンの周りには既に賭けをしている面々でいっぱいだった。
中でもすごいのは、ルーシィ藩王が当てた黄金のリンゴである。
彼女が当てたそれは、かつて某国の女王がブラウニーなる人物を捕まえて「モテモテになりたい」と言って作らせたアイテムであり、これをつけたものはたちどころにモテモテになると言うものだった。……しかし、これに群がる男が尋常じゃなく多くなる為、「これ外して」と泣いてブラウニーなる人物に謝ったものだと言う。
「うぉぉぉぉぉ、外したぁぁぁ!!」
「おお、やりましたぞ!!」
「ふええん……」
周りは悲喜こもごも、叫びながら賭けに熱中していた。
「ヨシフキン。賭けを」
「らっしゃい、何にします?」
「ポーションを」
高神は顔を引きつらせた。
賭けのルールは至って簡単。
ダイスを振り、ヨシフキンより上の数字を出せばいいだけである。
バロがダイスを振る。
「5」
周りがどよめいた。
高神も息を飲む。
「……彼女の為に」
ヨシフキンもダイスを振った。
「6」
周りは歓声に包まれた。
バロは、気絶してしまった。
「やれやれ」
ヨシフキンは倒れたバロを見ながら、屋台を畳み始めた。
「待ってください!! 俺が、まだです……」
高神が叫ぶと、ヨシフキンは顔を上げた。
「手を広げて」
「?」
高神が素直に手を出すと、ヨシフキンは出した手に指輪をのせた。
コロンとそれが二つに分かれる。
「……ありがとうございます」
「これだけ儲けさせてもらったからね」
根源力をたくさんもらい、ヨシフキンはホクホクしている。
そのまま手を振ると、ヨシフキンの姿かたちはたちどころに消えた。
高神は、ヨシフキンからもらった指輪を、大事に握り締めた。
/*/
「バロ、バロ。起きて下さい」
気絶しているバロの横に座り、高神はペチペチとバロの頬を叩いた。
「指輪を、いただきました。……お揃いのものを」
「……負けた……200年ぶりだ」
「200年、ですか。…ではこの先300年負けなければいい話でしょう?」
「ふ。それもそうだな」
バロは起き上がり、立ち上がった。
「副官の任を解く、これからは自由に」
「嫌です!」
高神はバロを睨みつけた。
「俺は貴方の隣に居るのが幸せだと、そう何度も言いました。その言葉には偽りはありません、今も」
「黒に女はいらんのだ」
「黒でなくては、貴方の隣にはいてはいけませんか」
バロは笑って頭を何度か叩こうとしてやめると、高神の髪に触れて歩いていこうとした……。
が。
「あら」
「ちょっ!!」
バロはルーシィのつけた黄金のリンゴに引っかかり、ルーシィに抱きついていた。
高神はバロの背中に抱きつき、ルーシィから引き剥がしにかかった。
「俺は貴方の生き様に惚れました。女としてでも、男としてでもなく、人として」
引き剥がしながら、バロに語りかける。
……無論リンゴの呪いのせいで、バロの耳に届いているかは分からないが。
「そして貴方は副官になれと、そう言ってくださった。一度した約束を、破るのですか……」
高神は息を吸った後、思いっきり力をこめ、バロを引っ張った。
「俺はバロが好きなんです、何がどうあっても、離れたりしません、離れさせたりしません!俺は、貴方が嫌がろうと、隣に居座り続けます!!!
バロは、そのまま一気にルーシィから引き剥がされた。
「……聞いてましたか?」
「…………いや、聞いてないな」
「指輪、受け取ってください。給料の三か月分とは行きませんが、それでも大事なものです。では何度でも言います。俺は、貴方の隣を誰にも譲らない。貴方に拒否されても、俺はバロの隣に居続けます。お願いです、俺を置いていかないでください。最後の時まで、せめて一緒に居させてください」
高神が指輪を差し出した。
バロは少し笑った。
「……くすぐりますよ。聞こえてたんでしょう、本当は。それでも俺は何度でも言いますけど」
高神はバロをくすぐり出した。
バロも、そのまま高神をくすぐり出した。
「バロが、好きです。一緒に居させてください。……今日の、侘びとして」
/*/
二人の世界を作っている間。
紅葉藩国奥様戦隊が暗躍していた事は公然の秘密である。
「あらあら、これはビッグニュースですわね奥様」
「そうですわね、このシーンはぜひとも秘宝館に発注かけて国に飾らなくては」
「諸外国の方々にもぜひ見ていただきましょう、お二人の熱い仲を」
『ほぉんと、若いっていいわねぇ―――――――』
夜の空に、む~む~、神室、結城の高笑いが響いた。
……紅葉藩国のゲリラと言う名のアイドレスが存在し、連絡用と情報戦対策として盗聴器が仕込まれていた。
つまり、上記のやりとりは、全て録音されたものである。
高神喜一郎は、一生に一度の一発芸をしようと、この日に賭けていた。
お見合いで知り合い、その時からずっと追いかけてきた相手の為に。
国は「協力しよう」と資金まで提供してくれた。
この芸、失敗する訳にはいかない。
絶対成功させなくては。
紅葉藩国が「祭りだ~」と大騒ぎする中、彼の周りだけ空気が違った。
これは、恋を賭けたゲームなのだから。
/*/
「バロ」
祭りで騒ぐ人の群れから抜け出し、高神はバロの手を引いて人気のない場所に立っていた。
「わざわざ一緒に来ていただいたのは、貴方に見ていただきたいものがあったからです。貴方は、…勿論俺も、男色ではないので、ならばいっそ、女になろうかと」
懐からは、ピドポーション。性転換するアイテムである。
バロは、高神と懐のそれを見た後、爆笑した。
高神は少しだけムッとする。
「何で笑うんですかー!!」
「面白い」
バロは、本気で笑いが止まらないようである。
高神はますますムッとし、ピドポーションの蓋を開けた。
「いいですよもう、飲みますからね! ……止めるなら今のうちですよ!」
そのまま腰に手を当てラッパ飲みをした。
しかし………。
「? 失敗、ですか?」
高神は高神のまま、男のままだった。
しょげる高神の頭を、バロはポンと叩いた。
「いや、面白かった。礼を言おう」
高神の暗い顔とは反対に、バロは明るい。
やや落ち込んだが、すぐに気を取り直した。
「……悔しいので、お礼の分一緒に遊んでもらいます。責任は取ってください」
/*/
祭りの輪に戻っていったら、辺りは屋台が乱立していた。
色んな所から、お腹のすくようないい匂いが漂っている。
「バロは、甘いものは、お好きですか?」
「う、ん? ま、まあまあだな」
釈然としないバロに、またも高神はむくれた。
「では止めておきますか?」
「なんなりと」
むう。
高神、むくれるどころか脹れだした。
「……ではキスしてくださいといえば、するんですか、バロは」
「食べ物の話だと思ったが」
「食べ物ですが。俺はバロの好みが知りたいんです!」
本気で癇癪を起こそうとした矢先。
奥の方で何やら騒がしい。
「ん、何かあったみたいですね、行きますか? ……何が食べたいかは、後で絶対聞き出しますから!」
「女みたいなことを、もう少し力強くいけ。他人がどうした」
「俺はバロに合わせたいんじゃなくて、バロのわがままが聞きたいんです」
脹れながら言うと。
バロは何を思ったか頭を撫でてきた。
高神、癇癪起こそうかなと少しだけ考えた後、こちらもバロの頭を撫で返した。
「背を伸ばさんと、いかんな」
……高神が爪先立ちになり、やっとの事でバロの頭に手が届くのである。
「鍛えてください」
「ほう?」
バロは「面白い」と言う顔をした後、高神をくすぐり出した。
高神は、唇を噛んで笑うのを我慢していたが、こちらもくすぐり返し出した。
互いが互いをくすぐり合っている。
傍ではそれを「バカップル」と言うのだが、二人は本気である。気付いてはいないのだろう。
/*/
こう二人で歩いていたら、店があった。
「ヨシフキンの店」と、そう書いてある。
「あー!!」
「ヨシフキンの店」と書いてある屋台からまゆみが顔を出した。
バロを見つけた。
そのまま抱きつこうとしてきたが、バロは避けた。
プチン
さっきまで溜まっていた何かが切れた。
高神はまゆみに対抗してバロに抱きついた。
「ん?」
バロの様子がおかしい。
「胸が当たってるぞ」
「胸、ですか?」
ようやく効果があったらしい。
気がつけば高神の髪は伸びていた。
高神が女性になったのを見計らった神室想真が浴衣を用意してくれたので、高神はいそいそと物陰に隠れて着替えて出てきた。
艶やかな浴衣姿である。
「ええっと……女になったわけですが」
高神は顔を赤らめて言う。
バロは一旦口を閉じた後、ようやく口を開いた。
「いつ戻るんだ? それまで散歩してくる」
「ちょ、待ってください! 一緒に歩いてくれる約束でしょう?! 一生に一度の芸を、お見せしますと言ったじゃないですか」
「まあ待て」
バロはヨシフキンの屋台に顔を出した。
並んでいる品の中には、ピドポーションがある。
「俺も賭けよう。いいな。すぐなにもかも清算してやる」
「!! 清算より、責任とって欲しいんですが! 俺は!」
高神は、伸びた髪を膨らませて屋台に顔を出した。
/*/
ヨシフキンの周りには既に賭けをしている面々でいっぱいだった。
中でもすごいのは、ルーシィ藩王が当てた黄金のリンゴである。
彼女が当てたそれは、かつて某国の女王がブラウニーなる人物を捕まえて「モテモテになりたい」と言って作らせたアイテムであり、これをつけたものはたちどころにモテモテになると言うものだった。……しかし、これに群がる男が尋常じゃなく多くなる為、「これ外して」と泣いてブラウニーなる人物に謝ったものだと言う。
「うぉぉぉぉぉ、外したぁぁぁ!!」
「おお、やりましたぞ!!」
「ふええん……」
周りは悲喜こもごも、叫びながら賭けに熱中していた。
「ヨシフキン。賭けを」
「らっしゃい、何にします?」
「ポーションを」
高神は顔を引きつらせた。
賭けのルールは至って簡単。
ダイスを振り、ヨシフキンより上の数字を出せばいいだけである。
バロがダイスを振る。
「5」
周りがどよめいた。
高神も息を飲む。
「……彼女の為に」
ヨシフキンもダイスを振った。
「6」
周りは歓声に包まれた。
バロは、気絶してしまった。
「やれやれ」
ヨシフキンは倒れたバロを見ながら、屋台を畳み始めた。
「待ってください!! 俺が、まだです……」
高神が叫ぶと、ヨシフキンは顔を上げた。
「手を広げて」
「?」
高神が素直に手を出すと、ヨシフキンは出した手に指輪をのせた。
コロンとそれが二つに分かれる。
「……ありがとうございます」
「これだけ儲けさせてもらったからね」
根源力をたくさんもらい、ヨシフキンはホクホクしている。
そのまま手を振ると、ヨシフキンの姿かたちはたちどころに消えた。
高神は、ヨシフキンからもらった指輪を、大事に握り締めた。
/*/
「バロ、バロ。起きて下さい」
気絶しているバロの横に座り、高神はペチペチとバロの頬を叩いた。
「指輪を、いただきました。……お揃いのものを」
「……負けた……200年ぶりだ」
「200年、ですか。…ではこの先300年負けなければいい話でしょう?」
「ふ。それもそうだな」
バロは起き上がり、立ち上がった。
「副官の任を解く、これからは自由に」
「嫌です!」
高神はバロを睨みつけた。
「俺は貴方の隣に居るのが幸せだと、そう何度も言いました。その言葉には偽りはありません、今も」
「黒に女はいらんのだ」
「黒でなくては、貴方の隣にはいてはいけませんか」
バロは笑って頭を何度か叩こうとしてやめると、高神の髪に触れて歩いていこうとした……。
が。
「あら」
「ちょっ!!」
バロはルーシィのつけた黄金のリンゴに引っかかり、ルーシィに抱きついていた。
高神はバロの背中に抱きつき、ルーシィから引き剥がしにかかった。
「俺は貴方の生き様に惚れました。女としてでも、男としてでもなく、人として」
引き剥がしながら、バロに語りかける。
……無論リンゴの呪いのせいで、バロの耳に届いているかは分からないが。
「そして貴方は副官になれと、そう言ってくださった。一度した約束を、破るのですか……」
高神は息を吸った後、思いっきり力をこめ、バロを引っ張った。
「俺はバロが好きなんです、何がどうあっても、離れたりしません、離れさせたりしません!俺は、貴方が嫌がろうと、隣に居座り続けます!!!
バロは、そのまま一気にルーシィから引き剥がされた。
「……聞いてましたか?」
「…………いや、聞いてないな」
「指輪、受け取ってください。給料の三か月分とは行きませんが、それでも大事なものです。では何度でも言います。俺は、貴方の隣を誰にも譲らない。貴方に拒否されても、俺はバロの隣に居続けます。お願いです、俺を置いていかないでください。最後の時まで、せめて一緒に居させてください」
高神が指輪を差し出した。
バロは少し笑った。
「……くすぐりますよ。聞こえてたんでしょう、本当は。それでも俺は何度でも言いますけど」
高神はバロをくすぐり出した。
バロも、そのまま高神をくすぐり出した。
「バロが、好きです。一緒に居させてください。……今日の、侘びとして」
/*/
二人の世界を作っている間。
紅葉藩国奥様戦隊が暗躍していた事は公然の秘密である。
「あらあら、これはビッグニュースですわね奥様」
「そうですわね、このシーンはぜひとも秘宝館に発注かけて国に飾らなくては」
「諸外国の方々にもぜひ見ていただきましょう、お二人の熱い仲を」
『ほぉんと、若いっていいわねぇ―――――――』
夜の空に、む~む~、神室、結城の高笑いが響いた。
……紅葉藩国のゲリラと言う名のアイドレスが存在し、連絡用と情報戦対策として盗聴器が仕込まれていた。
つまり、上記のやりとりは、全て録音されたものである。
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つきやままつりさん依頼SS
闇を払う金の翼を持つ少女
それは子供の頃信じた夢
誰もが笑う夢の話
でも私は笑わない
私は信じられる
あなたの横顔覚えているから
<突撃軍歌ガンパレードマーチより一部抜粋>
/*/
光の雪が降っていた。
それが降り積もり、音が雪に吸い込まれ、無音と化す。
さながらその光景は、世界の終焉と呼ぶに相応しい情景だった。
「屋外は怖いなあ……」
つきやままつりは、思わずそれを見て声を上げる。
「ひさしぶりだな。これを見るのは」
舞はやや目を細め、窓から景色を見た。
「前にも見たことあるんですか?」
「熊本で、見た」
つきやまはやや驚いた顔をした。
熊本でも、こんな怖い事があったのかと。
光の雪は世界終焉の始まり。
ニューワールド中を震撼させるそれは、星見司により大々的に広まっていた。
世界終焉を防ぐ方法はないのか。
混乱が混乱を呼んでいる事は、つきやまも聞きかじり程度には聞いていた。
それを平然と見る舞を、つきやまはただ驚いて見ていた。
「そのときは誰か具合が悪くなったりしませんでした?」
つきやまが舞を見る。
「舞さんは…大丈夫ですか? 今」
「私は大丈夫だ。まだ」
舞は精悍に笑った。
つきやまも思わず一緒に笑う。
「私が影響を受ける時は、おそらく全員がひどいことになっているだろう」
「よかった……具合が悪くなったりしたら、青… 厚志さんにも申し訳ないから」
「青は……まあ、どうにかするだろう。あれはそういうものだ」
つきやまはほっと胸を撫で下ろした。
「私は、ただの人間だ。それがいいときもあるというだけだ」
「そうですねー 肉体的には、かなあ」
つきやまは少し考えた後、思いついた事を言ってみた。
「私ね、舞さんと普通におしゃべりしてみたかったんです ずっと」
つきやまの言葉に、舞は笑った。
その笑みを見て、つきやまは少し照れる。
「私も猫も、そうかわらないと思うぞ。とはいえ、それと私が私を特別に思うのは別だ。世界は特別でなくても特別になれる」
舞はそう言うと、つきやまにはよく分からない言葉をしゃべった。
その言葉に反応して、ブータがやってきた。
舞はブータを抱き上げる。
「わあ ブータ…さん ここでははじめまして!」
「にゃ」
ブータは挨拶のように鳴いた。
「わあい、背中撫でてもいいですか? ほっぺおかきしましょうか」
ブータは特にさしゆるすと頷いた。
「ありがとうございます!」
つきやまは腰を低くし、背中をかいた。
ブータはひどくご満悦の表情で目を細めた。
「5121に参加したときはお世話になりました」
つきやまの言葉に、ブータは頷いた。
/*/
「世界の、終わりが近いんですって」
つきやまがぽつりと漏らす。
「どんなものにも終わりがあるが、それは今ではあるまい」
舞ははっきりと言った。
「何を悩んでいるのかは良くわからぬが、空回りしても回転はしているのだろう。回転力を生かせばよいだけの話だ。あまり、思いつめないことだ」
「はい……ありがとうございます」
つきやまは舞の言葉に頷き、ブータの顔をこすった。
「…舞さん 今しあわせですか?」
「普通だが」
つきやまは、舞を見ながら想い人の事を考えた。
彼が、無事かどうかが不安だった。
舞とブータは目を細めてつきやまを見た。
「え、な、なんでしょう」
「好きな人間がいるなら、私と話さずにそこにいけばいい」
「う、うーん… そ、そうか、そう見えるんですね」
つきやまは慌てた。
「孤独を愛するならそのようなことは言わぬ」
「そりゃあ、独りがいいとは思いませんけど…うん千年のロマンスに割り込もうってほど厚かましくはなれない、です」
つきやまの言葉に舞は続けた。
「世界はたくさんあるというぞ。…青の話だが。私が死んだ世界もあるらしい」
「う、そ、そうですね 青がすさまじく荒れたとか」
(荒れたなんてもんじゃなかったとか)
つきやまはそう考えたが、黙っておいた。
世の中、知らない方がいい事もある。
/*/
雪のやむ気配はなかった。
相変わらず、窓から見える景色は、時間が止まったかのように見えた。いや、実際に止まった人間達も多くいるらしいのだが。
「ここだけの話 みおちゃんは私にとって同志みたいなものなんですよ」
つきやまは、ブータを抱きかかえながら言った。
「壬生屋か。生きていればいいんだが」
舞の反応に、つきやまは過敏に反応した。
「…え。行方不明ですか?」
「探さねばならぬ」
「お手伝いできますか」
「手伝うのはまだ先だな。情報がなければな」
「うーん…… もう雪が降ってるのに…」
「そうはまたせぬ…そなたに感謝を」
舞はつきやまをまっすぐ見た。
つきやまは思わず赤面する。
つきやまが赤面している間に、舞は誰かと話を始めた。
どうも受話器は見えないが、電話がかかってきたようだ。
「私だ……遠坂か。どうした」
えっ、遠坂さん?
つきやまは電話する舞をまじまじと見、電話が終わるのをブータにマッサージしながら待った。
舞は電話を終え、マッサージをしているつきやまを見た。
「言った傍からだな…瀬戸口がみつかった」
「…どこですか? 危険な状態で?」
「戦闘中ではあるが、まあ、さほどではあるまい」
舞はさらりと言う。
「そ、そうですか。舞さんの話しぶりでは慌てなくてもよさそうですね」
つきやまの言葉に、舞が笑う。
「? おかしなことを言いましたか?」
「戦場の基本は慌てないことだ。それだけで、意外にやることに気付く」
「ああ。そうですね。なんであれ慌てちゃだめですね」
「そうだ」
「なんで小笠原がまた戦場に……」
「まあ、それなりにうまくやるだろう」
今度はつきやまが舞の淡々としたしゃべりに笑う番だった。
「舞さんのそれは 信頼?」
「いや、冷静な評価だ。簡単に死なぬ知り合いばかりだからな」
「それを信頼と言うんですよ」
つきやまの言葉に、舞は笑った。
ブータもにゃんと鳴いた。
/*/
不思議な事だった。
あれほど「怖い」と聞かされていた光の雪が、今は怖くはないのだった。
慌てず、まずは情報を得て、そして自分ができる事を精一杯しよう。
つきやまは舞を笑い合いながら、そう思った。
FEG大惨劇ログと時間犯罪の大元にGOと言う話
この間FEGの面々が小笠原行った時のログがようやく公開されたのですが。
……えらい事になっています。
*是空藩王は原さん追いかけて原さんが時間犯罪者になる時間まで行ってしまったようです(この辺りはエースゲームの為ほとんど明かされていないのですが、ACE時間犯罪者素子のページにその辺りの経緯を知る事ができます)。伝令のヤガミから説明された一行は次回の小笠原ゲームでその時間犯罪レクスノスフェラス事件に介入する事になるようです。私は参加していないので応援しかできないけど全員無事に帰ってきてほしいものです(エースゲーム級の難易度だと芝村さんに言われているので余計にそう思います)
*上記に参加しなかった藤原さんと風理さんと舞さん、ののみちゃん、田辺さん、遠坂さん、ヤガミのログでも大変な事に。ヤガミが皆から遠ざかっていたのはやっぱりイワッチだった頃を思い出すから会えなかったのかな? などと思っていたら、風理さんが思わず「芝村裕吏さん」と名前を言ってしまった為にののちゃん泣き出し、舞さんは彼女を抱えて逃げてしまい、遠坂さんは2人のフォローの為に退場してしまいました。
*ようやく裏づけ取れました。
田辺真紀=MAKI
ヤガミの口から出たので恐らく間違いではないでしょう。
しかし田辺さんの髪の毛茶色いバージョンの万能ねえやの田辺さんはどうなるんだろう?
こうなるのかな?
Return to Gunparade時
田辺真紀、万能ねえやの訓練を受ける
↓
田辺真紀5121小隊に入る
↓
速水厚志、狩谷夏樹と対峙
闇を払う銀の剣を使い、歴史改変(この後青の厚志となり姿を消す。「ニーギ流転沙」の新井木発言から)
↓
小村佳子、第5世界に大木妹人を探しに来る。
田辺真紀、可能性消失(以後紆余曲線を経て万能ねえやの田辺さんになる)
↓
世界一回り(この間に青の厚志は世界移動して絢爛世界で100年の平和を呼びに行ったと思われる。世界移動存在は同一存在を生成しないので、その後第5世界に普通に帰還したと思われる)
↓
みんなのガンパレード
狩谷夏樹は青の厚志と新井木勇の活躍により絶望せず、「ガンパレード事件」は起こらなくなった」
↓
ガンパレード・オーケストラに続く(新しい歴史に変わった為、小村佳子が来ず、田辺真紀が可能性を失う事象が起こらなかったと推測)
↓
紆余曲線を経て、ネットレースのMAKIに変わる
うーん、穴ぼこだらけの理屈だなあ。
しかし田辺さんがヤガミに言っていた「おじさん」って誰だろう? 普通に「RtoG」考えると準竜士だと思うけど。知恵者がMAKIに殺されるって、知恵者田辺さん時代のMAKIに何かしたのか? それに父って、田辺さんの養父じゃなくって本当のお父さんの事? うーん、こう言った事他のログでもあったかなあ? 田辺さん関係のログ全然拾えていないし。
長々となりましたが、次のゲームは今までの時間犯罪の根本を叩くものになるらしいので、うまく成功したら今までのつぎはぎだらけの歴史に決着をつける事ができるかもしれません。ログが公開されるといいのですが(エースゲーム扱いって言われてたのが気になる……エースゲームは原則非公開だしなあ)。
……えらい事になっています。
*是空藩王は原さん追いかけて原さんが時間犯罪者になる時間まで行ってしまったようです(この辺りはエースゲームの為ほとんど明かされていないのですが、ACE時間犯罪者素子のページにその辺りの経緯を知る事ができます)。伝令のヤガミから説明された一行は次回の小笠原ゲームでその時間犯罪レクスノスフェラス事件に介入する事になるようです。私は参加していないので応援しかできないけど全員無事に帰ってきてほしいものです(エースゲーム級の難易度だと芝村さんに言われているので余計にそう思います)
*上記に参加しなかった藤原さんと風理さんと舞さん、ののみちゃん、田辺さん、遠坂さん、ヤガミのログでも大変な事に。ヤガミが皆から遠ざかっていたのはやっぱりイワッチだった頃を思い出すから会えなかったのかな? などと思っていたら、風理さんが思わず「芝村裕吏さん」と名前を言ってしまった為にののちゃん泣き出し、舞さんは彼女を抱えて逃げてしまい、遠坂さんは2人のフォローの為に退場してしまいました。
*ようやく裏づけ取れました。
田辺真紀=MAKI
ヤガミの口から出たので恐らく間違いではないでしょう。
しかし田辺さんの髪の毛茶色いバージョンの万能ねえやの田辺さんはどうなるんだろう?
こうなるのかな?
Return to Gunparade時
田辺真紀、万能ねえやの訓練を受ける
↓
田辺真紀5121小隊に入る
↓
速水厚志、狩谷夏樹と対峙
闇を払う銀の剣を使い、歴史改変(この後青の厚志となり姿を消す。「ニーギ流転沙」の新井木発言から)
↓
小村佳子、第5世界に大木妹人を探しに来る。
田辺真紀、可能性消失(以後紆余曲線を経て万能ねえやの田辺さんになる)
↓
世界一回り(この間に青の厚志は世界移動して絢爛世界で100年の平和を呼びに行ったと思われる。世界移動存在は同一存在を生成しないので、その後第5世界に普通に帰還したと思われる)
↓
みんなのガンパレード
狩谷夏樹は青の厚志と新井木勇の活躍により絶望せず、「ガンパレード事件」は起こらなくなった」
↓
ガンパレード・オーケストラに続く(新しい歴史に変わった為、小村佳子が来ず、田辺真紀が可能性を失う事象が起こらなかったと推測)
↓
紆余曲線を経て、ネットレースのMAKIに変わる
うーん、穴ぼこだらけの理屈だなあ。
しかし田辺さんがヤガミに言っていた「おじさん」って誰だろう? 普通に「RtoG」考えると準竜士だと思うけど。知恵者がMAKIに殺されるって、知恵者田辺さん時代のMAKIに何かしたのか? それに父って、田辺さんの養父じゃなくって本当のお父さんの事? うーん、こう言った事他のログでもあったかなあ? 田辺さん関係のログ全然拾えていないし。
長々となりましたが、次のゲームは今までの時間犯罪の根本を叩くものになるらしいので、うまく成功したら今までのつぎはぎだらけの歴史に決着をつける事ができるかもしれません。ログが公開されるといいのですが(エースゲーム扱いって言われてたのが気になる……エースゲームは原則非公開だしなあ)。
小笠原に関する気になる点を挙げてみよう
おとついのログで記念館にイラストとSSの発注をかけました。
どうなるかとっても楽しみです。
さて、本題。
小カトーとラブコメしていたログを読んでいて、気になる点が。
小カトー:「小さいときにきたことはあるけど、こんなに暑くはなかったな」
最初は「まあ小笠原は暑いしなあ」位に思っていたのですが、たけきの藩国のログを読んでいても、「???」となりました。
芝村:気温は夜で35度。立派な熱帯夜だ。
念の為小笠原の気温をネットで検索してみました。(確か某ログによると小笠原に雪降ってたはずなんだけどなあ……)
小笠原最高気温平均
7月:31.0℃
8月:30.0℃
9月:30.2℃
………いくら何でも35度は高すぎないか?
確かショウ君が行った頃は「カトーの海」だったと思うけど。確か2243年の話のはずだから、2000年の小笠原の方が気温が高いって言うのはおかしいと思うのです。
確かHIさんが本物の小笠原と今の小笠原を入れ替えたって聞いたけど、もしかして今いる小笠原は第6世界群の未来の小笠原なのかもしれないなと思いました。(いくらセプでも世界一つ作るのは無理だと思うし)
まあFEGの方々が時間犯罪の根幹に関わる事例を特別ゲームで行うらしいので、そこで少しでも疑問が解消されるといいのですが。
まあ、私は次に小カトー会う為にマイルを貯めるばかりです(彼に訊いても知らなそうだったしなあ)
どうなるかとっても楽しみです。
さて、本題。
小カトーとラブコメしていたログを読んでいて、気になる点が。
小カトー:「小さいときにきたことはあるけど、こんなに暑くはなかったな」
最初は「まあ小笠原は暑いしなあ」位に思っていたのですが、たけきの藩国のログを読んでいても、「???」となりました。
芝村:気温は夜で35度。立派な熱帯夜だ。
念の為小笠原の気温をネットで検索してみました。(確か某ログによると小笠原に雪降ってたはずなんだけどなあ……)
小笠原最高気温平均
7月:31.0℃
8月:30.0℃
9月:30.2℃
………いくら何でも35度は高すぎないか?
確かショウ君が行った頃は「カトーの海」だったと思うけど。確か2243年の話のはずだから、2000年の小笠原の方が気温が高いって言うのはおかしいと思うのです。
確かHIさんが本物の小笠原と今の小笠原を入れ替えたって聞いたけど、もしかして今いる小笠原は第6世界群の未来の小笠原なのかもしれないなと思いました。(いくらセプでも世界一つ作るのは無理だと思うし)
まあFEGの方々が時間犯罪の根幹に関わる事例を特別ゲームで行うらしいので、そこで少しでも疑問が解消されるといいのですが。
まあ、私は次に小カトー会う為にマイルを貯めるばかりです(彼に訊いても知らなそうだったしなあ)
小カトーと弁当食べるログ
芝村裕吏:イベントは?
金村佑華:04
金村佑華:昼休みでお願いします
芝村裕吏:はい。では2分ほどおまちください
金村佑華@:はい(緊張して来た・・・)
芝村裕吏:/*/
芝村裕吏:昼休みの鐘がなっています。
芝村裕吏:貴方は一人、教室の中に立っている
金村佑華:弁当作ってきたので持ってます
金村佑華:小カトーの姿は見えますか?
芝村裕吏:はい。
芝村裕吏:小カトーの姿は見えない
金村佑華:すみません。根本的な質問なんですが
芝村裕吏:ええ
金村佑華:うちのPCって小カトーの事覚えてるのでしょうか? どこかのログでいなくなったと聞いたのですが
芝村裕吏:覚えているから、呼んでもいる。
金村佑華:ああ。分かりました。小カトー探しに屋上行きます。上からだったら見えるかもしれません
芝村裕吏:はい。屋上にきました。
金村佑華:「あれえ? ショウ君?」上から探します。ピンクの髪を
金村佑華:「ショウ君~!? どーこー!?」叫んでみます
芝村裕吏:2分ほど遅れて、空に穴があいた。落ちてきた。
芝村裕吏:20mほど先だ。
金村佑華:そっちに走って行ってみます
芝村裕吏:小カトーは気絶している。
芝村裕吏:打ち所が悪いらしい
金村佑華:「ショウ君? 大丈夫? 大丈夫?」とりあえず猫士+パイロット+名パイロットですけど、引き摺る事はできると思うので引き摺って平らな所に連れて行きます
金村佑華:打ったのは頭ですか?
芝村裕吏:ええ。頭です。
芝村裕吏:血が出てる。
金村佑華:うわ・・・取りあえず弁当包んでた風呂敷裂いてガーゼ代わりにして止血します
金村佑華:「大丈夫? 大丈夫?」声はかけ続けます
芝村裕吏:まぶたは動いている。
金村佑華:「目、見える? 私見えてる?」声かけます
金村佑華:「頭以外で痛いところある?」止血しながら聞きます
小カトー:「うう」
小カトー:「いってー」
金村佑華:「! よかったぁ意識はあるみたい…」止血続けます
金村佑華:「大丈夫?」
小カトー:「それ、俺の血を見ていってる?」
金村佑華:「言ってる。すごい打って血が出てるからすごく心配してる」
小カトー:「悪い冗談かと思った。イテテ」
小カトー:「ここ、どこ?」
金村佑華:「小笠原。分かる?」風呂敷裂いたやつを当てながら小カトーの体起こします。そーっとそーっと
小カトー:「小さいときにきたことはあるけど、こんなに暑くはなかったな」
小カトー:「あんたは?」
金村佑華:「金村佑華(カナムラユーカ)。えーっと…アイドレスのパイロットしてます」
小カトー:「知らないな。日系か。俺も、日系なんだぜ」
金村佑華:「そうなんだ? えっと…もう大丈夫?」
小カトー:「なんとか。じゃ」
金村佑華:「あっ、待って。…行くあてとかあるの?」
金村佑華:弁当持ってモジモジしてます
小カトー:「状況把握から」
金村佑華:「あのさ、ここなら私案内できるし。状況把握できてないなら地元民連れてった方がいいでしょ?」
芝村裕吏:小カトーは屋上から飛び降りようとしている。
芝村裕吏:小カトーは貴方を見ている。
小カトー:「それはそうだけど」
金村佑華:ギャー「待って! 早まらないで!」
金村佑華:「飛び降りたら危ないよ!!」
小カトー:「大丈夫だって」
芝村裕吏さ:小カトーは飛び降りた。
金村佑華:「本当?」やや涙目で見ます
芝村裕吏:綺麗にごろごろ転がって着地した。
金村佑華:ギャー! とりあえず、屋上の柵つたって屋上から降ります
金村佑華:猫士だから体柔らかいかもしれない
金村佑華:「まっ、待って! 置いてかないで!」
芝村裕吏:貴方は死ぬかもしれない。
金村佑華:ええっと……下ってやっぱりコンクリートですか?
芝村 :1d6して1.2で死亡だ
芝村 :ダイスどうぞ
金村佑華:えっとダイスってどうやるんですか?
芝村 :1d6と入力すればいいよ
金村佑華:1d6
芝村 のアドイン "mihaDice" の発言:
[mihaDice] 金村佑華@FEG : 1d6 -> 5 = 5
金村佑華:せ、セーフ・・・
芝村:カトーが貴方を受け止めていた
小カトー:「・・・・」
小カトー:「なんなんだよまったく」
金村佑華:「うっうえ?」状況把握できずに固まります
金村佑華:「だっ、だって、貴方がいきなり降ってきて、血まみれなって、びっくりしたんだもん」
金村佑華:「怪我完治してないのにいきなり暴れてまた血が出たらどうするのよ…」
小カトー:「で。お前も落ちると」
小カトー:「わけわかんね」
金村佑華:「だってぇ…」涙目で小カトー見ます
金村佑華:「だって貴方は私に自己紹介してないじゃない…」
小カトー:「はぁ。んじゃ、どうぞ」
芝村:小カトーは参ったなあという顔だ。鼻の頭を指で磨いている。
金村佑華:「……何で空から降ってきたの?」小カトーを上目遣いで見ながら聞きます
小カトー:「俺のほうが知りたいよ」
金村佑華:「うえ……」小カトー見ながら、そういや弁当持ったままだと思う
金村佑華:「……何か、お昼休みなのに、お弁当食べそびれた……」
小カトー:「俺なんかに、構うから」
小カトー:「んじゃな。悪かった」
金村佑華:「あっ! 待ってってば!」
金村佑華:「状況把握って、まずどこ行くか分かってるの?」
小カトー:「わからねえけど。誰かの昼飯邪魔までして、自分の都合を安売りしたくはないね」
金村佑華:「なら! せめて、一緒に食べて。……怪我してるし、まず血が止まるの待ってから動いても問題ないでしょ?」
芝村:小カトーは金村を変人を見る目で見ている。
金村佑華:「腹ごしらえしてからでもいいじゃない……それに、またいきなり血が出て倒れたら、私、また心配する……」
金村佑華:涙目になります
小カトー:「……いいけどね」
小カトー:「俺と食べて楽しいかどうかしらんけど」
金村佑華:「本当!?」嬉しそうに笑います
金村佑華:「久しぶりにお弁当自分で作ったから、誰か食べて味教えてくれる人、ほしかったの」
金村佑華:座れる場所探します
芝村:小カトーは状況把握+元の場所に帰りたかったのかも知れないが、貴方にあわせた。
芝村:木陰があるよ。
芝村:今は遅く、誰もいない。
金村佑華:木陰に座ります
金村佑華:「お昼遅れたね。はい」お弁当箱開きます。中身はハンバーグ中心の弁当です
金村佑華:http://idressnikki.blog117.fc2.com/blog-entry-77.html
金村佑華:弁当の中身です
小カトー:「かーちゃんのに似た味だな」
金村佑華:「ふえ、それってどう言う意味?」
金村佑華:一緒にお弁当食べてます
小カトー:「懐かしいかも」
金村佑華:「ふえ……(ちょっと顔赤くします)えっとね、デザートもあるんだよ? 梨むいたの」保冷剤貼り付けてたタッパを開けます
小カトー:「?」
金村佑華:「こっち食べ終わったらよかったらどうぞ」爪楊枝刺しておきます
小カトー:「一応ほめてんだぜ」
小カトー:「ああ。うん」
金村佑華:「えへへ。嬉しい」
小カトー:「あのさ」
金村佑華:「はい?」キョトンとした顔をします
小カトー:「俺と話すの嫌いなら、俺すぐ、どこかいくから」
金村佑華:「そんな事、ないよ?」軽く首を振ります
芝村:小カトーは貴方の反応に間があったことを気にしているようだ
金村佑華:アワワ…小カトー見ながら弁当食べ終えます
小カトー:「・・・」
金村佑華:「あのさ、食べ終わったら、どこ先に行くの?」
金村佑華:「状況把握」
小カトー:「さあ」
小カトー:「とりあえず、歩いて、誰かと話して。そこからだな」
金村佑華:「さあって。えっと、高いところからだったら分かるの?」
小カトー:「わかんねえ」
金村佑華:「とりあえず、そこ、歩く?」小カトー食べ終わるの見計らって言ってみます
金村佑華:立ち上がります
小カトー:「ああ」
小カトー:「あ?」
金村佑華:「……案内するって言ったし。一緒に行っていい?」
芝村:小カトーは上にひっぱりあげられている。
小カトー:「おお?」
金村佑華:「うえ?」思わず腕掴みます
芝村:腕はつかめなかった。半実体化している。
小カトー:「これで帰れるっぽいな」
金村佑華:え・・・「何? ねえ、何で!?」
小カトー:「バイバイ。カナムラ」
金村佑華:「帰っちゃうの?」上を見上げます
金村佑華:「もう会えないの?」
金村佑華:「また会える?」
小カトー:「きっと、逢わないほうがいい」
小カトー:「たぶん、俺たちは……」
芝村:/*/
芝村:はい。時間切れです。お疲れ様でした。
金村佑華:お疲れ様です。ありがとうございます
金村佑華:小カトー世界移動したっぽいですけど、どこ行ったんでしょう?
芝村:元の世界だと思うよ
金村佑華:小カトー夜明けの船に乗ってなかったみたいですけど、大丈夫なんでしょうか?
金村佑華:呼んだら、また会えるでしょうか?
芝村:呼べばまた逢えるさ
金村佑華:うう…小カトーに嫌われてたっぽいんですけど、感情値変化とかあったんでしょうか…?
芝村:+1+1
金村佑華:!! したんですか。ありがとうございます
金村佑華:前にオカンキャラで逃げられ、今回乙女キャラで逃げられたら次どうしようと思ってました
芝村:ははは
金村佑華:弁当何とか渡そうとしつこくしつこく構って……
芝村:ああ
金村佑華:次小カトーを呼ぶ時もマイル10消費でしょうか?
芝村:ええ
芝村:滞在キャラにならないかぎりは10です
金村佑華:了解しました。本当にありがとうございます。またマイル貯めて何とか会います
芝村:秘宝館には1・1で依頼出来ます。
芝村:がんばってね。
金村佑華:あっ、分かりました
芝村:ではー
金村佑華:では。
金村佑華:04
金村佑華:昼休みでお願いします
芝村裕吏:はい。では2分ほどおまちください
金村佑華@:はい(緊張して来た・・・)
芝村裕吏:/*/
芝村裕吏:昼休みの鐘がなっています。
芝村裕吏:貴方は一人、教室の中に立っている
金村佑華:弁当作ってきたので持ってます
金村佑華:小カトーの姿は見えますか?
芝村裕吏:はい。
芝村裕吏:小カトーの姿は見えない
金村佑華:すみません。根本的な質問なんですが
芝村裕吏:ええ
金村佑華:うちのPCって小カトーの事覚えてるのでしょうか? どこかのログでいなくなったと聞いたのですが
芝村裕吏:覚えているから、呼んでもいる。
金村佑華:ああ。分かりました。小カトー探しに屋上行きます。上からだったら見えるかもしれません
芝村裕吏:はい。屋上にきました。
金村佑華:「あれえ? ショウ君?」上から探します。ピンクの髪を
金村佑華:「ショウ君~!? どーこー!?」叫んでみます
芝村裕吏:2分ほど遅れて、空に穴があいた。落ちてきた。
芝村裕吏:20mほど先だ。
金村佑華:そっちに走って行ってみます
芝村裕吏:小カトーは気絶している。
芝村裕吏:打ち所が悪いらしい
金村佑華:「ショウ君? 大丈夫? 大丈夫?」とりあえず猫士+パイロット+名パイロットですけど、引き摺る事はできると思うので引き摺って平らな所に連れて行きます
金村佑華:打ったのは頭ですか?
芝村裕吏:ええ。頭です。
芝村裕吏:血が出てる。
金村佑華:うわ・・・取りあえず弁当包んでた風呂敷裂いてガーゼ代わりにして止血します
金村佑華:「大丈夫? 大丈夫?」声はかけ続けます
芝村裕吏:まぶたは動いている。
金村佑華:「目、見える? 私見えてる?」声かけます
金村佑華:「頭以外で痛いところある?」止血しながら聞きます
小カトー:「うう」
小カトー:「いってー」
金村佑華:「! よかったぁ意識はあるみたい…」止血続けます
金村佑華:「大丈夫?」
小カトー:「それ、俺の血を見ていってる?」
金村佑華:「言ってる。すごい打って血が出てるからすごく心配してる」
小カトー:「悪い冗談かと思った。イテテ」
小カトー:「ここ、どこ?」
金村佑華:「小笠原。分かる?」風呂敷裂いたやつを当てながら小カトーの体起こします。そーっとそーっと
小カトー:「小さいときにきたことはあるけど、こんなに暑くはなかったな」
小カトー:「あんたは?」
金村佑華:「金村佑華(カナムラユーカ)。えーっと…アイドレスのパイロットしてます」
小カトー:「知らないな。日系か。俺も、日系なんだぜ」
金村佑華:「そうなんだ? えっと…もう大丈夫?」
小カトー:「なんとか。じゃ」
金村佑華:「あっ、待って。…行くあてとかあるの?」
金村佑華:弁当持ってモジモジしてます
小カトー:「状況把握から」
金村佑華:「あのさ、ここなら私案内できるし。状況把握できてないなら地元民連れてった方がいいでしょ?」
芝村裕吏:小カトーは屋上から飛び降りようとしている。
芝村裕吏:小カトーは貴方を見ている。
小カトー:「それはそうだけど」
金村佑華:ギャー「待って! 早まらないで!」
金村佑華:「飛び降りたら危ないよ!!」
小カトー:「大丈夫だって」
芝村裕吏さ:小カトーは飛び降りた。
金村佑華:「本当?」やや涙目で見ます
芝村裕吏:綺麗にごろごろ転がって着地した。
金村佑華:ギャー! とりあえず、屋上の柵つたって屋上から降ります
金村佑華:猫士だから体柔らかいかもしれない
金村佑華:「まっ、待って! 置いてかないで!」
芝村裕吏:貴方は死ぬかもしれない。
金村佑華:ええっと……下ってやっぱりコンクリートですか?
芝村 :1d6して1.2で死亡だ
芝村 :ダイスどうぞ
金村佑華:えっとダイスってどうやるんですか?
芝村 :1d6と入力すればいいよ
金村佑華:1d6
芝村 のアドイン "mihaDice" の発言:
[mihaDice] 金村佑華@FEG : 1d6 -> 5 = 5
金村佑華:せ、セーフ・・・
芝村:カトーが貴方を受け止めていた
小カトー:「・・・・」
小カトー:「なんなんだよまったく」
金村佑華:「うっうえ?」状況把握できずに固まります
金村佑華:「だっ、だって、貴方がいきなり降ってきて、血まみれなって、びっくりしたんだもん」
金村佑華:「怪我完治してないのにいきなり暴れてまた血が出たらどうするのよ…」
小カトー:「で。お前も落ちると」
小カトー:「わけわかんね」
金村佑華:「だってぇ…」涙目で小カトー見ます
金村佑華:「だって貴方は私に自己紹介してないじゃない…」
小カトー:「はぁ。んじゃ、どうぞ」
芝村:小カトーは参ったなあという顔だ。鼻の頭を指で磨いている。
金村佑華:「……何で空から降ってきたの?」小カトーを上目遣いで見ながら聞きます
小カトー:「俺のほうが知りたいよ」
金村佑華:「うえ……」小カトー見ながら、そういや弁当持ったままだと思う
金村佑華:「……何か、お昼休みなのに、お弁当食べそびれた……」
小カトー:「俺なんかに、構うから」
小カトー:「んじゃな。悪かった」
金村佑華:「あっ! 待ってってば!」
金村佑華:「状況把握って、まずどこ行くか分かってるの?」
小カトー:「わからねえけど。誰かの昼飯邪魔までして、自分の都合を安売りしたくはないね」
金村佑華:「なら! せめて、一緒に食べて。……怪我してるし、まず血が止まるの待ってから動いても問題ないでしょ?」
芝村:小カトーは金村を変人を見る目で見ている。
金村佑華:「腹ごしらえしてからでもいいじゃない……それに、またいきなり血が出て倒れたら、私、また心配する……」
金村佑華:涙目になります
小カトー:「……いいけどね」
小カトー:「俺と食べて楽しいかどうかしらんけど」
金村佑華:「本当!?」嬉しそうに笑います
金村佑華:「久しぶりにお弁当自分で作ったから、誰か食べて味教えてくれる人、ほしかったの」
金村佑華:座れる場所探します
芝村:小カトーは状況把握+元の場所に帰りたかったのかも知れないが、貴方にあわせた。
芝村:木陰があるよ。
芝村:今は遅く、誰もいない。
金村佑華:木陰に座ります
金村佑華:「お昼遅れたね。はい」お弁当箱開きます。中身はハンバーグ中心の弁当です
金村佑華:http://idressnikki.blog117.fc2.com/blog-entry-77.html
金村佑華:弁当の中身です
小カトー:「かーちゃんのに似た味だな」
金村佑華:「ふえ、それってどう言う意味?」
金村佑華:一緒にお弁当食べてます
小カトー:「懐かしいかも」
金村佑華:「ふえ……(ちょっと顔赤くします)えっとね、デザートもあるんだよ? 梨むいたの」保冷剤貼り付けてたタッパを開けます
小カトー:「?」
金村佑華:「こっち食べ終わったらよかったらどうぞ」爪楊枝刺しておきます
小カトー:「一応ほめてんだぜ」
小カトー:「ああ。うん」
金村佑華:「えへへ。嬉しい」
小カトー:「あのさ」
金村佑華:「はい?」キョトンとした顔をします
小カトー:「俺と話すの嫌いなら、俺すぐ、どこかいくから」
金村佑華:「そんな事、ないよ?」軽く首を振ります
芝村:小カトーは貴方の反応に間があったことを気にしているようだ
金村佑華:アワワ…小カトー見ながら弁当食べ終えます
小カトー:「・・・」
金村佑華:「あのさ、食べ終わったら、どこ先に行くの?」
金村佑華:「状況把握」
小カトー:「さあ」
小カトー:「とりあえず、歩いて、誰かと話して。そこからだな」
金村佑華:「さあって。えっと、高いところからだったら分かるの?」
小カトー:「わかんねえ」
金村佑華:「とりあえず、そこ、歩く?」小カトー食べ終わるの見計らって言ってみます
金村佑華:立ち上がります
小カトー:「ああ」
小カトー:「あ?」
金村佑華:「……案内するって言ったし。一緒に行っていい?」
芝村:小カトーは上にひっぱりあげられている。
小カトー:「おお?」
金村佑華:「うえ?」思わず腕掴みます
芝村:腕はつかめなかった。半実体化している。
小カトー:「これで帰れるっぽいな」
金村佑華:え・・・「何? ねえ、何で!?」
小カトー:「バイバイ。カナムラ」
金村佑華:「帰っちゃうの?」上を見上げます
金村佑華:「もう会えないの?」
金村佑華:「また会える?」
小カトー:「きっと、逢わないほうがいい」
小カトー:「たぶん、俺たちは……」
芝村:/*/
芝村:はい。時間切れです。お疲れ様でした。
金村佑華:お疲れ様です。ありがとうございます
金村佑華:小カトー世界移動したっぽいですけど、どこ行ったんでしょう?
芝村:元の世界だと思うよ
金村佑華:小カトー夜明けの船に乗ってなかったみたいですけど、大丈夫なんでしょうか?
金村佑華:呼んだら、また会えるでしょうか?
芝村:呼べばまた逢えるさ
金村佑華:うう…小カトーに嫌われてたっぽいんですけど、感情値変化とかあったんでしょうか…?
芝村:+1+1
金村佑華:!! したんですか。ありがとうございます
金村佑華:前にオカンキャラで逃げられ、今回乙女キャラで逃げられたら次どうしようと思ってました
芝村:ははは
金村佑華:弁当何とか渡そうとしつこくしつこく構って……
芝村:ああ
金村佑華:次小カトーを呼ぶ時もマイル10消費でしょうか?
芝村:ええ
芝村:滞在キャラにならないかぎりは10です
金村佑華:了解しました。本当にありがとうございます。またマイル貯めて何とか会います
芝村:秘宝館には1・1で依頼出来ます。
芝村:がんばってね。
金村佑華:あっ、分かりました
芝村:ではー
金村佑華:では。
お弁当作りSS(らしきもの)
本日のお弁当
・梅混ぜ飯
・ハンバーグ
・じゃがチーズ
・ブロッコリーのしょうゆドレッシング合え
・梨
鍋で炊く梅混ぜ飯の炊き方(弁当二人分)
米(カップ1)
水(カップ1)
梅干し(1個)
・米を研ぎます。終わるポイントはぬか(研ぐ時に出る白い奴)が出なくなったらです
・少し水にさらし、水を切ったら鍋に米と水と梅干しを加えます
・鍋のふたをし、強火にかけます
・沸騰してきたら(沸騰したらふたが回るようになりますので、それを目安にしましょう)弱火で9分かけます。
・炊き上がったご飯はしゃもじで混ぜ、その後ふたをしてしばらく蒸します。梅干しはその時ほぐしておきましょう
・ご飯が冷めたら弁当箱に適量入れましょう
ハンバーグの作り方(弁当二人分)
材料
牛肉のひき肉(100g)
たまねぎ(半分)
塩・こしょう(一掴みずつ)
パン粉(一掴み)
牛乳(大さじ1位。パン粉がしめる位の量でOKです)
卵(1個)
シナモン・オレガノ・オイスターソース(あればで結構です。あれば少々加えてください)
ケチャップ
・たまねぎをみじん切りにします
・炒める場合と炒めない場合がありますが、弁当に加えるのは弁当箱に限りがありますのでオリーブオイルでしんなりするまで炒めます
・ひき肉に先程炒めたたまねぎ、塩・こしょう、パン粉、牛乳、卵、(あれば)各調味料をボールに入れ、粘りが出るまでこねます
・形を整え、軽くキャッチボールの用に手のひらで叩き、空気を抜きます
・温めたフライパンで裏表の表面を固めた後、水をハンバーグの3分の1位の高さまで入れ、ふたをして蒸し焼きにします(水がなくなるまでふたをしておきましょう。ふたはガラス製だと見易いのでオススメです)
・焼けたハンバーグを皿に乗せて冷まします。冷めたら弁当箱に入れ、ケチャップをかけましょう
じゃがチーズの作り方(弁当二人分)
材料
じゃがいも(一個)
溶けるチーズ(あればピザ用)
・じゃがいもの皮を剥き、弁当に入りやすい大きさに切ります。
・耐熱皿に乗せ、溶けるチーズを乗せた後電子レンジでチーズが溶けるまでかけます(500Wで3分、600Wで2分半位が目安です)
・冷まし、冷めたらアルミカップに入れて弁当箱に入れましょう
ブロッコリーのしょうゆドレッシング合えの作り方(弁当二人分)
材料
ブロッコリー(適量。どれ位弁当に入れたいか自分で見ましょう)
しょうゆドレッシング(別にどんなドレッシングでも大丈夫なので好きなドレッシングを試しましょう)
・ブロッコリーの花の部分を適量取ります。茎の部分はこのままだと食べられないので薄く皮を剥いておきます
・鍋にお湯を沸騰させ、塩を加えた後ブロッコリーを茹でます(目安は特にありませんが気になるなら時々爪楊枝などで確かめてみればいいでしょう)
・皿に乗せて冷まし、冷めたらアルミカップに入れてドレッシングをかけて少し混ぜた後、弁当箱に入れましょう
梨(二人分だと半分。残り半分は朝ごはんと一緒に食べちゃいましょう)
・皮を剥いてタッパに入れます
弁当作りのポイント
・ハンバーグ→ご飯→ブロッコリー→じゃがチーズ→梨の順番に作ると冷ます時間などが無駄になりません
・弁当は必ず冷ました後入れましょう。特に夏場や暑い場所(小笠原とか)だと腐ります
・「朝が心配」と言う人は前日にハンバーグとご飯を作っておけば冷ます時間も短縮できます。弁当に入れる前にレンジで10秒程かけておけば殺菌できますのでレンジをかけてから弁当箱に詰めましょう
・梨は他の弁当と違う入れ物に入れておけば他の具と味が混ざる心配がありません
*******
「ショウ君……喜んでくれるかしら?」
弁当を詰め終え、弁当を花柄の風呂敷で包み、少しだけ遠い目をした。
金村、背中に花とかしょっていそうな顔で笑っている。
いや、ほとんど溶けている。
「お弁当も用意したし、うん、頑張ろう」
そう言いながら自分を励ました。
小カトーと会う事しか考えておらず、会った後どんな話をすればいいかなんて、全く考えていなかった。まさか本当に会えるだなんて、思ってもいなかったのだ。
「頑張ろう」
もう一言だけ言った。
会って何を話そう。
どれだけ心配していたかを伝えようか。
それとも今までどうしていたのかを訊こうか。
ううん。もう決まっているじゃない。
あの人が元気な姿が見られれば、何だっていいんだって。
まずは鏡を見て、最後の笑顔の練習をした。
*******
・梅混ぜ飯
・ハンバーグ
・じゃがチーズ
・ブロッコリーのしょうゆドレッシング合え
・梨
鍋で炊く梅混ぜ飯の炊き方(弁当二人分)
米(カップ1)
水(カップ1)
梅干し(1個)
・米を研ぎます。終わるポイントはぬか(研ぐ時に出る白い奴)が出なくなったらです
・少し水にさらし、水を切ったら鍋に米と水と梅干しを加えます
・鍋のふたをし、強火にかけます
・沸騰してきたら(沸騰したらふたが回るようになりますので、それを目安にしましょう)弱火で9分かけます。
・炊き上がったご飯はしゃもじで混ぜ、その後ふたをしてしばらく蒸します。梅干しはその時ほぐしておきましょう
・ご飯が冷めたら弁当箱に適量入れましょう
ハンバーグの作り方(弁当二人分)
材料
牛肉のひき肉(100g)
たまねぎ(半分)
塩・こしょう(一掴みずつ)
パン粉(一掴み)
牛乳(大さじ1位。パン粉がしめる位の量でOKです)
卵(1個)
シナモン・オレガノ・オイスターソース(あればで結構です。あれば少々加えてください)
ケチャップ
・たまねぎをみじん切りにします
・炒める場合と炒めない場合がありますが、弁当に加えるのは弁当箱に限りがありますのでオリーブオイルでしんなりするまで炒めます
・ひき肉に先程炒めたたまねぎ、塩・こしょう、パン粉、牛乳、卵、(あれば)各調味料をボールに入れ、粘りが出るまでこねます
・形を整え、軽くキャッチボールの用に手のひらで叩き、空気を抜きます
・温めたフライパンで裏表の表面を固めた後、水をハンバーグの3分の1位の高さまで入れ、ふたをして蒸し焼きにします(水がなくなるまでふたをしておきましょう。ふたはガラス製だと見易いのでオススメです)
・焼けたハンバーグを皿に乗せて冷まします。冷めたら弁当箱に入れ、ケチャップをかけましょう
じゃがチーズの作り方(弁当二人分)
材料
じゃがいも(一個)
溶けるチーズ(あればピザ用)
・じゃがいもの皮を剥き、弁当に入りやすい大きさに切ります。
・耐熱皿に乗せ、溶けるチーズを乗せた後電子レンジでチーズが溶けるまでかけます(500Wで3分、600Wで2分半位が目安です)
・冷まし、冷めたらアルミカップに入れて弁当箱に入れましょう
ブロッコリーのしょうゆドレッシング合えの作り方(弁当二人分)
材料
ブロッコリー(適量。どれ位弁当に入れたいか自分で見ましょう)
しょうゆドレッシング(別にどんなドレッシングでも大丈夫なので好きなドレッシングを試しましょう)
・ブロッコリーの花の部分を適量取ります。茎の部分はこのままだと食べられないので薄く皮を剥いておきます
・鍋にお湯を沸騰させ、塩を加えた後ブロッコリーを茹でます(目安は特にありませんが気になるなら時々爪楊枝などで確かめてみればいいでしょう)
・皿に乗せて冷まし、冷めたらアルミカップに入れてドレッシングをかけて少し混ぜた後、弁当箱に入れましょう
梨(二人分だと半分。残り半分は朝ごはんと一緒に食べちゃいましょう)
・皮を剥いてタッパに入れます
弁当作りのポイント
・ハンバーグ→ご飯→ブロッコリー→じゃがチーズ→梨の順番に作ると冷ます時間などが無駄になりません
・弁当は必ず冷ました後入れましょう。特に夏場や暑い場所(小笠原とか)だと腐ります
・「朝が心配」と言う人は前日にハンバーグとご飯を作っておけば冷ます時間も短縮できます。弁当に入れる前にレンジで10秒程かけておけば殺菌できますのでレンジをかけてから弁当箱に詰めましょう
・梨は他の弁当と違う入れ物に入れておけば他の具と味が混ざる心配がありません
*******
「ショウ君……喜んでくれるかしら?」
弁当を詰め終え、弁当を花柄の風呂敷で包み、少しだけ遠い目をした。
金村、背中に花とかしょっていそうな顔で笑っている。
いや、ほとんど溶けている。
「お弁当も用意したし、うん、頑張ろう」
そう言いながら自分を励ました。
小カトーと会う事しか考えておらず、会った後どんな話をすればいいかなんて、全く考えていなかった。まさか本当に会えるだなんて、思ってもいなかったのだ。
「頑張ろう」
もう一言だけ言った。
会って何を話そう。
どれだけ心配していたかを伝えようか。
それとも今までどうしていたのかを訊こうか。
ううん。もう決まっているじゃない。
あの人が元気な姿が見られれば、何だっていいんだって。
まずは鏡を見て、最後の笑顔の練習をした。
*******
文族、念願の小笠原旅行に出かける
お、おおおおおお、小笠原旅行の予約、予約、取れました……(目がぐるぐるしている)
小カトー呼べるようです。呼ぶです、呼ぶです。
うう、もう嬉しすぎてどうすればいいか全然分かりません。
小カトーと会う準備、しなきゃ……そう、準備……。
ショウ君~。
小カトー呼べるようです。呼ぶです、呼ぶです。
うう、もう嬉しすぎてどうすればいいか全然分かりません。
小カトーと会う準備、しなきゃ……そう、準備……。
ショウ君~。
世界忍者国バーベキュー風景SS
青は鼻歌を歌いながらバーベキューの用意をしていた。
きれいに串刺しにされた肉・ピーマン・タマネギ。
お皿の用意も綺麗に整えられていた。
「青さんオイラ達も手伝うですよぅ?」
結城杏とみはえる、氷野凍矢が手伝いを申し出るが、青はやんわりと断る。
「あんまり人数はいらないよ。ほら、遊んでおいで。僕は、舞においしいものを食べて欲しいだけだから」
青は幸せそうなオーラが漂っていた。
何か幸せそうだなあ。
皆は示し合わせたかのように「それではお言葉に甘えて」と海に走っていった。
それを見送る青。
その青を、舞がぽかぽかぽかと殴っていた。
/*/
「そう言えば」
浜辺で遊んでいた四方無畏が首を傾げた。
「青と言えば、エリザベスの姿が見えないな」
「母さんは、時間かかると思うよ」
青はいい匂いの漂ってきた焼き網の上の串をひっくり返しながら笑った。
その一言で、舞は背筋を伸ばした。
「? 舞さん?」
皆は怪訝な顔で舞を見たが、舞が挙動不審な事以外は分からなかった。
「ああ」
久堂尋軌は納得したように手を叩いた。
「舞さんにとってはお義母さんか……」
その一言で、舞の顔が見る見る強張っていく様がありありと見えた。
「まあ、特別な日だしね」
青は彼女の今の表情を知ってか知らずかのほほんとシェイカーにバーベキューソースの材料を入れてシェイクをしていた。焼き網からは、肉汁の匂いが漂ってきている。青はみんなの受け皿にバーベキューソースを入れ回った。
「みんなーできたよー」
その声に緋乃江戌人は反応した。
「あ、皆、飲み物飲むだろうからこれを運んでしまおうか」とクーラーボックスをバーベキューの元にまで持っていく。
「あ、すみませんお任せしちゃって。ありがとうございます」
逢瀬みなおも青の手伝いで焼けた肉を皿に乗せて皆に配る。
ついでに遊んでいる間にボロボロになってしまったみはえるの手当ても始めた。
そんな逢瀬みなおを見ながら青も箸を配り始めた。
緋乃江戌人も青について飲み物を配り歩く。
「さ、立食だけどいいよね」
青はのほほんと笑い、皆も「ありがとう」と言いながら皿と飲み物を受け取った。
「いただきまーす」
/*/
「スキピオは何食べたい?」
結城杏は肩に乗っているスキピオにスキピオ用の皿を出しながら言った。
「にゃーん」
スキピオは野菜を気にしているようである。
結城杏は「ああ、アスパラガス!」と皿に冷ましたアスパラガスをスキピオの皿に移してやる。
「にゃーん」
スキピオは満足そうに食べ始めた。
その横で箸の使い方に悪戦苦闘しているスイトピーに悪童屋は優しく箸の使い方を教えている。
青はにこにこ笑いながら結城杏の畑の野菜を焼いていた。
舞は……食が細い。
「あれ、青さんそういえばお母さんは、まだいらっしゃらないんですか?」
ソーニャがハフハフと肉を頬張りながら言う。
「え? お母さんにお嫁さんを紹介するんですか?」
氷野凍矢もフーフーとピーマンを冷ましながら言う。
青はにこにこ笑うだけだった。
舞は……完全に固まっている。
そんな中、海岸線を黒い学生服の少年が歩いているのが見えた。
「? あれ、だれだろう…」
「あの人、暑いんじゃ……」
扇りんくと環月怜夜は青に新しく焼いてもらった野菜にソースを付けながら首を傾げた。
「あ、あの人影はまさか……我らの!」
心当たりある松永が口をあんぐりと開けた。
「……スイトピーとアーシュラ」
黒い学生服の少年……マイトは青……アーシュラを見た。
「マイト?」
アーシュラはエプロンを外した。
二人は互いにクロスカウンターを決めた後、抱き合った。
「少しはつよくなったね。アーシュっ」
「君よりは少しね。マイ」
二人は再会を喜んで握手している。
それを見ながら、舞はますます顔を強張らせている。
「舞さんも、それくらいでむっとしないで、青が愛してるのはあなただけだろうし」
氷野凍矢が慰めるが、舞の表情は硬いままだった。
「そうだ、母さんは?」
「どうして約束の場所にいなかったんだ」
「えー!?」
「島の反対側だよ」
どうも、アーシュラは母・エリザベスと待ち合わせた場所を間違えたらしい。
アーシュラはやや困った顔をしたが、マイトは少しだけ溜め息をついた後笑った。
「まってね、すぐ赤鮭呼ぶから」
マイトがそう一言言った後。
海面が盛り上がった。
「夜明けの船?」
「にゃぅ?」
状況が分かっていないものとやや察しているもの、皆が海面を見た。
大きな大きな、夜明けの船が現れた。
「うわ~何? 何?」
「海から船が…!? これって、夜明けの船??」
「なんだこりゃ~~~~!」
辺りは一変。大騒ぎとなった。
船のデッキの上には、水着の美女の姿が腕を組んで立っているのが見える。
「またせたね。放蕩息子!」
美女が高らかに笑った。
「え、あの。あれ誰?」
アーシュラがキョトン。とした顔してつぶやき、一同全員揃ってずっこけた。
マイトは、アーシュラの顔を見ながら泣いた。
「あのね、親ってやっぱり、すごい子供にいい格好しようと」
アーシュラは言いたい事が分かり、よろけた。
「いや、ぼくはいつもの母さんでいいんだけど」
「いいから、喜んで」
マイトに押され、アーシュラは前に出た。
「母さん、見栄張りすぎだよっ!」
「何言ってんだいっ、さあ、相手をお出し、海賊の嫁にいいかどうか見てやるよ」
周りは一斉に舞を見たが。
おらん。
「スキピオ~舞何処行った?」
四方無畏は結城杏の肩のスキピオを見るが、スキピオはゴロゴロ声を出すだけだった。
ふと氷野凍矢が顔を上げると、三行半が書かれた紙が置いてある。
………。
アーシュラは4つ足で絶望した。
/*/
アーシュラ絶望=青の厚志絶望=魔王降臨=世界滅亡
その方程式が頭に浮かび、一同は戦慄を覚えていた。
アーシュラとマイトが泣く中、環月怜夜は必死になってMAKIに問いかける。
「MAKIさん、ここで舞さんを探さないと、我々は死を覚悟しないといけないんです。教えて――」
『ログアウトしたようです』
MAKIの冷静な答えに、一同は顔を引きつらせた。
立体映像のロジャーを見上げて環月怜夜と緋乃江戌人は困り果てた顔で訊ねた。
「ロジャーさん、手伝ってはくれないですか?」
「…………ロジャー様、何か解決策を思いつかれたりはしませんか?」
「きっと、舞殿も、ぐるぐるして、逃げたかったのではないかな。食事も食べれていなかった」
ロジャーの言葉に皆は先程の光景を思い浮かべた。
なるほど、確かに彼女はほとんど口に付けていなかった。
「ま、舞に頑張ってもらうしかないかぁ」
「泣いてないでむかえに行ったほうがいいよ、アーシュラさん」
「早くしないとチャンスを逃すかも」
四方無畏はロジャーの言葉に納得し、カヲリと環月怜夜は泣いているアーシュラを励ましに行く。
その光景を見ていたロジャーはやれやれと肩をすくめた。
「だがまあ、舞殿が調子が悪いくらいは、分身にも証言出来るだろうし、それぐらいのおせっかいは、この幸せを壊すまい」
そう言いながら、ロジャーはエリザベスの元に歩いていった。
エリザベスとロジャーは何か話した後、エリザベスは大きく頷いてアーシュラの元に歩いていった。
「欲しいものはこの手でつかみな。再会の抱擁はその後だよ」
エリザベスは凛とした佇まいでそう言った。
アーシュラは母をしばし見つめた後立ち上がった。
「ごめん、母さん」
「母親は息子を許すために生きているのさ。行きな」
アーシュラは、手に剣を取って走っていった。
/*/
「ふう、次会うときは、もう少し、びっくりしないようにしたほうがいいかもですね…っと焦げる!?」
結城由羅藩王はアーシュラとエリザベスの親子愛を見守った後、我に返って主のいなくなったバーベキューの焼き網の前に立って焦げかけている物を片っ端から皿に移し始めた。
「……あの、焦げた所を抽出して皿に載せているよう見えるのは気のせいですか?」
「イヤダナアソンナコトハナイヨ?」
結城由羅藩王とみはえる摂政の主従漫才はさておいて。
「仕方ない。そこのバーベキュー、混ぜてもらうよ」
エリザベスとマイトはバーベキューの輪に混ざっていった。
「よろこんでぇ」
一同は、輪を囲んでバーベキューを仕切りなおした。
きれいに串刺しにされた肉・ピーマン・タマネギ。
お皿の用意も綺麗に整えられていた。
「青さんオイラ達も手伝うですよぅ?」
結城杏とみはえる、氷野凍矢が手伝いを申し出るが、青はやんわりと断る。
「あんまり人数はいらないよ。ほら、遊んでおいで。僕は、舞においしいものを食べて欲しいだけだから」
青は幸せそうなオーラが漂っていた。
何か幸せそうだなあ。
皆は示し合わせたかのように「それではお言葉に甘えて」と海に走っていった。
それを見送る青。
その青を、舞がぽかぽかぽかと殴っていた。
/*/
「そう言えば」
浜辺で遊んでいた四方無畏が首を傾げた。
「青と言えば、エリザベスの姿が見えないな」
「母さんは、時間かかると思うよ」
青はいい匂いの漂ってきた焼き網の上の串をひっくり返しながら笑った。
その一言で、舞は背筋を伸ばした。
「? 舞さん?」
皆は怪訝な顔で舞を見たが、舞が挙動不審な事以外は分からなかった。
「ああ」
久堂尋軌は納得したように手を叩いた。
「舞さんにとってはお義母さんか……」
その一言で、舞の顔が見る見る強張っていく様がありありと見えた。
「まあ、特別な日だしね」
青は彼女の今の表情を知ってか知らずかのほほんとシェイカーにバーベキューソースの材料を入れてシェイクをしていた。焼き網からは、肉汁の匂いが漂ってきている。青はみんなの受け皿にバーベキューソースを入れ回った。
「みんなーできたよー」
その声に緋乃江戌人は反応した。
「あ、皆、飲み物飲むだろうからこれを運んでしまおうか」とクーラーボックスをバーベキューの元にまで持っていく。
「あ、すみませんお任せしちゃって。ありがとうございます」
逢瀬みなおも青の手伝いで焼けた肉を皿に乗せて皆に配る。
ついでに遊んでいる間にボロボロになってしまったみはえるの手当ても始めた。
そんな逢瀬みなおを見ながら青も箸を配り始めた。
緋乃江戌人も青について飲み物を配り歩く。
「さ、立食だけどいいよね」
青はのほほんと笑い、皆も「ありがとう」と言いながら皿と飲み物を受け取った。
「いただきまーす」
/*/
「スキピオは何食べたい?」
結城杏は肩に乗っているスキピオにスキピオ用の皿を出しながら言った。
「にゃーん」
スキピオは野菜を気にしているようである。
結城杏は「ああ、アスパラガス!」と皿に冷ましたアスパラガスをスキピオの皿に移してやる。
「にゃーん」
スキピオは満足そうに食べ始めた。
その横で箸の使い方に悪戦苦闘しているスイトピーに悪童屋は優しく箸の使い方を教えている。
青はにこにこ笑いながら結城杏の畑の野菜を焼いていた。
舞は……食が細い。
「あれ、青さんそういえばお母さんは、まだいらっしゃらないんですか?」
ソーニャがハフハフと肉を頬張りながら言う。
「え? お母さんにお嫁さんを紹介するんですか?」
氷野凍矢もフーフーとピーマンを冷ましながら言う。
青はにこにこ笑うだけだった。
舞は……完全に固まっている。
そんな中、海岸線を黒い学生服の少年が歩いているのが見えた。
「? あれ、だれだろう…」
「あの人、暑いんじゃ……」
扇りんくと環月怜夜は青に新しく焼いてもらった野菜にソースを付けながら首を傾げた。
「あ、あの人影はまさか……我らの!」
心当たりある松永が口をあんぐりと開けた。
「……スイトピーとアーシュラ」
黒い学生服の少年……マイトは青……アーシュラを見た。
「マイト?」
アーシュラはエプロンを外した。
二人は互いにクロスカウンターを決めた後、抱き合った。
「少しはつよくなったね。アーシュっ」
「君よりは少しね。マイ」
二人は再会を喜んで握手している。
それを見ながら、舞はますます顔を強張らせている。
「舞さんも、それくらいでむっとしないで、青が愛してるのはあなただけだろうし」
氷野凍矢が慰めるが、舞の表情は硬いままだった。
「そうだ、母さんは?」
「どうして約束の場所にいなかったんだ」
「えー!?」
「島の反対側だよ」
どうも、アーシュラは母・エリザベスと待ち合わせた場所を間違えたらしい。
アーシュラはやや困った顔をしたが、マイトは少しだけ溜め息をついた後笑った。
「まってね、すぐ赤鮭呼ぶから」
マイトがそう一言言った後。
海面が盛り上がった。
「夜明けの船?」
「にゃぅ?」
状況が分かっていないものとやや察しているもの、皆が海面を見た。
大きな大きな、夜明けの船が現れた。
「うわ~何? 何?」
「海から船が…!? これって、夜明けの船??」
「なんだこりゃ~~~~!」
辺りは一変。大騒ぎとなった。
船のデッキの上には、水着の美女の姿が腕を組んで立っているのが見える。
「またせたね。放蕩息子!」
美女が高らかに笑った。
「え、あの。あれ誰?」
アーシュラがキョトン。とした顔してつぶやき、一同全員揃ってずっこけた。
マイトは、アーシュラの顔を見ながら泣いた。
「あのね、親ってやっぱり、すごい子供にいい格好しようと」
アーシュラは言いたい事が分かり、よろけた。
「いや、ぼくはいつもの母さんでいいんだけど」
「いいから、喜んで」
マイトに押され、アーシュラは前に出た。
「母さん、見栄張りすぎだよっ!」
「何言ってんだいっ、さあ、相手をお出し、海賊の嫁にいいかどうか見てやるよ」
周りは一斉に舞を見たが。
おらん。
「スキピオ~舞何処行った?」
四方無畏は結城杏の肩のスキピオを見るが、スキピオはゴロゴロ声を出すだけだった。
ふと氷野凍矢が顔を上げると、三行半が書かれた紙が置いてある。
………。
アーシュラは4つ足で絶望した。
/*/
アーシュラ絶望=青の厚志絶望=魔王降臨=世界滅亡
その方程式が頭に浮かび、一同は戦慄を覚えていた。
アーシュラとマイトが泣く中、環月怜夜は必死になってMAKIに問いかける。
「MAKIさん、ここで舞さんを探さないと、我々は死を覚悟しないといけないんです。教えて――」
『ログアウトしたようです』
MAKIの冷静な答えに、一同は顔を引きつらせた。
立体映像のロジャーを見上げて環月怜夜と緋乃江戌人は困り果てた顔で訊ねた。
「ロジャーさん、手伝ってはくれないですか?」
「…………ロジャー様、何か解決策を思いつかれたりはしませんか?」
「きっと、舞殿も、ぐるぐるして、逃げたかったのではないかな。食事も食べれていなかった」
ロジャーの言葉に皆は先程の光景を思い浮かべた。
なるほど、確かに彼女はほとんど口に付けていなかった。
「ま、舞に頑張ってもらうしかないかぁ」
「泣いてないでむかえに行ったほうがいいよ、アーシュラさん」
「早くしないとチャンスを逃すかも」
四方無畏はロジャーの言葉に納得し、カヲリと環月怜夜は泣いているアーシュラを励ましに行く。
その光景を見ていたロジャーはやれやれと肩をすくめた。
「だがまあ、舞殿が調子が悪いくらいは、分身にも証言出来るだろうし、それぐらいのおせっかいは、この幸せを壊すまい」
そう言いながら、ロジャーはエリザベスの元に歩いていった。
エリザベスとロジャーは何か話した後、エリザベスは大きく頷いてアーシュラの元に歩いていった。
「欲しいものはこの手でつかみな。再会の抱擁はその後だよ」
エリザベスは凛とした佇まいでそう言った。
アーシュラは母をしばし見つめた後立ち上がった。
「ごめん、母さん」
「母親は息子を許すために生きているのさ。行きな」
アーシュラは、手に剣を取って走っていった。
/*/
「ふう、次会うときは、もう少し、びっくりしないようにしたほうがいいかもですね…っと焦げる!?」
結城由羅藩王はアーシュラとエリザベスの親子愛を見守った後、我に返って主のいなくなったバーベキューの焼き網の前に立って焦げかけている物を片っ端から皿に移し始めた。
「……あの、焦げた所を抽出して皿に載せているよう見えるのは気のせいですか?」
「イヤダナアソンナコトハナイヨ?」
結城由羅藩王とみはえる摂政の主従漫才はさておいて。
「仕方ない。そこのバーベキュー、混ぜてもらうよ」
エリザベスとマイトはバーベキューの輪に混ざっていった。
「よろこんでぇ」
一同は、輪を囲んでバーベキューを仕切りなおした。
文族、アキリーズの無事を確認する
ようやく小笠原ゲーム参加用のマイル貯まりました。
後は行くだけなんですけれど、予約できるかなあ……。
さて、昨日小笠原ログ読んでいたんですが。
アキさん見つかったよ!!
びっくりしました。夜明けの船に乗ってないみたいだしどうなったのか心配していたのですが……(しかし芝村さんに「スケベスケベ」連呼されてるな……まあアンナさん贔屓の私からしてみれば「女の敵ー」とは思うのだけど)。
怪我してるみたいだし、夜明けの船がここに来てる事も知らないみたいだし心配です(せめて夜明けの船は無事だよと夜明けの船に連れ帰ってもらいたいです……)
小カトー、もしかしたら呼べるかなあ……。無理かなあ……。
とりあえず小笠原ゲーム、今週中には予約取れるといいのですが。(ゲーム自体は来週でも再来週でも構わないのですが……)
後は行くだけなんですけれど、予約できるかなあ……。
さて、昨日小笠原ログ読んでいたんですが。
アキさん見つかったよ!!
びっくりしました。夜明けの船に乗ってないみたいだしどうなったのか心配していたのですが……(しかし芝村さんに「スケベスケベ」連呼されてるな……まあアンナさん贔屓の私からしてみれば「女の敵ー」とは思うのだけど)。
怪我してるみたいだし、夜明けの船がここに来てる事も知らないみたいだし心配です(せめて夜明けの船は無事だよと夜明けの船に連れ帰ってもらいたいです……)
小カトー、もしかしたら呼べるかなあ……。無理かなあ……。
とりあえず小笠原ゲーム、今週中には予約取れるといいのですが。(ゲーム自体は来週でも再来週でも構わないのですが……)